ブンデスリーガは30日に第27節が行われ、ボルシアMGとフライブルクが対戦した。
直近3試合連続ドローと勝ち点を伸ばしきれず12位に甘んじるボルシアMGと、直近8試合でわずか1勝(2分け5敗)と苦しみ9位まで順位を落としたフライブルク。互いに欧州カップ戦出場権へ向け負けられない終盤戦を戦う中、板倉滉、堂安律と両チームの日本代表選手が先発入り。なお、ボルシアMGの福田師王はベンチ外となっている。
試合は開始7分に動く。フライブルクはスローインから前線へのロングフィードをレールが落とすと、堂安律がスルーし、背後に走り込んだエッゲシュタインがシュート。これはDFに当たったが、浮き上がったボールをグレゴリッチュが押し込んだ。アウェイチームが幸先よくリードを奪う。
いきなり劣勢となったボルシアMGだが、10分に板倉滉が体の強さを見せてカウンターを防ぐ。12分にはボックス内で決定機を作り、このプレーで得たCKから板倉滉が頭で折り返したが、ゴールとはならず。さらに23分にも、ボックス付近まで持ち上がった板倉滉がシュートを放った。しかし32分、ルーズボールの連携ミスから板倉滉が慌てて相手を倒し、あわや退場というシーンも(判定はイエローカード)。前半は1点ビハインドで折り返す。
後半に入ると、またも開始早々にスコアが動く。48分、フライブルクは左サイドで起点を作ると、最初のシュートはGKに弾かれたものの、レールがボールを拾う。すると意表を突いてニアサイドを狙ったシュートがネットに突き刺さった。アウェイチームがリードを広げる。
すると57分、フライブルクに3点目。左サイドから右サイドへと展開すると、堂安律がドリブルでのカットインからヒールパス。これを受けたエッゲシュタインがダイレクトで中へ折り返し、ボックス内へ飛び込んでいた堂安律が押し込んだ。日本代表MFの2試合連発、今季リーグ戦4ゴール目でフライブルクが試合を決めにかかる。
その後は苦しくなったボルシアMGも反撃し、86分にはCKから板倉滉のヘッドが枠をとらえるもGKに弾かれるなど、最後までゴールは奪えず。試合は3-0でアウェイのフライブルクが勝利した。