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【現地発】前節劇的同点弾もベンチスタートの三好康児。「言いたいことはあるけど…」求めるのはさらなる”結果”

ボーフムの三好康児が、0-2の敗戦に終わったシュトゥットガルト戦を振り返った。

ボーフムは23日、ブンデスリーガ第11節でシュトゥットガルトと対戦。前節のレヴァークーゼン戦で劇的な同点弾を奪った三好は、ベンチスタートとなった。試合は立ち上がりからシュトゥットガルトペースで進み、スコアレスで折り返した53分にクリス・フューリッヒが見事なミドルシュートを沈められて先制点を献上。迎えた78分には途中出場のジャスティン・ディールにもゴールを決められてしまい、ボーフムは0-2で敗戦を喫した。

前節のレヴァークーゼン戦からインターナショナルマッチウィークを経て行われた一戦。劇的同点弾を決めた三好からすれば、スタメンのチャンスを期待していた。しかし、蓋を開けてみれば、79分からの途中出場。それも交代直前に2失点を喫し、難しい試合展開でのプレーを余儀なくされた。

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それでも短い時間で存在感は発揮した。後半アディショナルタイムには中央で巧みにボールを受け、右足のミドルシュート。シュートはGKの正面だったが、ゴールを奪おうと奮闘する姿が印象的だった。

インターナショナルマッチウィークを生かした準備期間は、守備面での「根本的なところを確認」したと言う。それもあって「今後、自ずと失点数は減ると思う」と分析するが、三好は「やはりチームとして守備重視で最後の10分とかで点を取りに行く形を狙いに行っている感じ」と戦い方を説明する中で、そこには”どう得点を奪うか”という攻撃面の大きな課題が残っていることを明かした。

「攻撃はそんなに効果的な攻撃ができているわけではない。そう考えると、バランスが大事になってくると思います。今日の1失点目も自分たちのチャンスから裏返された感じだった。攻守のちょっとしたところだけど、そこで勝敗が分かれてしまうのはもったいない」

三好としてはもどかしさがあるだろう。ピッチに立てばアクセントを付けられる自信もあるが、チームとしては守備から入る姿勢を取っている。そういう意味では、チャンスを得たタイミングで結果を残し、自分自身の力をもっと証明していくしかない。

「言いたいことはあるけど、それを言っていてもチームの方向性がまとまるわけではない。自分は与えられた役割をやるしかないと思っている。それに自分は試合に出ていないわけではない。出ているからにはどうにかする時間があったわけで、今日の試合もシュートシーンもがあった。そこを仕留めていれば1-2になって何かが起こったかもしれない。そこは自分に矢印を向けていかないといけないと思います」

ハッキリ言って苦しいし、我慢の時期だろう。だが、この状況を乗り越えるには結果で応えるしかない。

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