元ドイツ代表MFディトーマー・ハマン氏が、厳しい戦いが続くドルトムントを痛烈に批判した。
今季ヌリ・シャヒン監督のもとで新たなスタートを切ったドルトムントだが、ここまでリーグ戦8試合を終えた段階で4勝1分3敗と、なかなか調子が上向かない状況が続いている。チャンピオンズリーグでは2勝1敗としているが、指揮官に対する批判も日に日に大きくなっている状況だ。
この状況に対してハマン氏は、ドイツ『スカイ』で昨季限りで退任したエディン・テルジッチ前監督に言及。「多くの選手たちがテルジッチを望まなくなった。彼は近年で最も成功した監督だった。カップ戦で優勝し、リーグ優勝も手に入れられたはずで、チャンピオンズリーグ決勝にも進出した」とし、続けて「チームは彼を望まなくなった。そして次の監督が来た。今、チーム内の多くの選手が『この監督は嫌だ』と言っているような気がする。クラブはチームの『願望』を叶えたことで、依存関係に陥ってしまった」とチームに渦巻く環境に対して苦言を呈した。
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またハマン氏は、すでに何人かのドルトムントの選手たちがシャヒン監督に対して反旗を翻していると分析している。
「10試合を経て、多くの選手たちがこの監督をもう望んでいない状況になっているように感じる。選手たちに多すぎる権力を与えてしまった。誰が監督になるかを決めるのは、常にクラブだ。選手たちはそれに従うべきだ。彼らはクラブの従業員だ。これは彼らが関与すべき問題ではない。誰なのか私には見当がついているが、それを言うべき立場にはないよ」