2020-10-01 Masaya Okugawa SalzburgGetty Images

奥川雅也、ザルツブルクでは「やや後退気味」…現地メディアが今季の“敗者”の1人に選出

レッドブル・ザルツブルクの日本代表MF奥川雅也は順調なシーズンを過ごせてないようだ。オーストリア『Laola1』で、今シーズンの“敗者”の1人に選ばれてしまった。

2015年夏に京都サンガからザルツブルクに渡った奥川は昨年夏まではレンタルでファームチームのリーファリングやマッターズブルク、ドイツ2部ホルシュタイン・キールでプレー。2019-20シーズンからはジェッシ・マーシュ監督が就任した所属元でのトップチーム昇格を果たし、公式戦33試合で11ゴール6アシストと結果を残していた。

しかしながら、現在24歳のアタッカーは今季はこれまで公式戦14試合に出場するもリーグでは第12節までプレーした7試合では未だに得点なし。オーストリア・ブンデスリーガ1部各チームから今シーズンの敗者3人を選ぶ『Laola1』だが、ザルツブルクからはザンビア代表MFエノック・ムウェプと元U-20フランス代表MFアントワーヌ・ベルネードとともにそのリストに含まれている。

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同メディアは奥川について、「この日本人選手も今季は期待されていたほど前進できず、やや後退気味と言えるだろう。オクガワは、昨季も常に24歳の彼の大きなファンと言われるるジェッシ・マーシュのファーストチョイスではなかったかもしれないが、19-20シーズンは(リーグ戦)23試合の出場で9ゴール6アシストと力強い結果を残していた」と指摘。現状についてはこのように続けた。

「シーズン開幕時には、オクガワがついにレギュラーの座をつかんだように見えたが、ドリブラーは低調なパフォーマンスによりここ最近は出場機会が減少するだけではなく、ルカ・スチッチの起用が優先されることで、メンバー外になることも。結果と言えば、チャンピオンズリーグ予選での貴重な2得点、そして大舞台ではマヌエル・ノイアーからゴールを奪ったこと。リーグ戦では未だに得点を記録していない。ただ、ドミニク・ショボスライの移籍により、年明けからは再び出場機会が増えることも考えられる」

同メディアは奥川が内転筋の問題で何度か起用が見送られた件については触れず。一方で、スタートしたリーグ戦で違いを生み出すほどのパフォーマンスを見せていないことは否めないかもしれない。2列目のポジションが多少被るショボスライのライプツィヒ移籍が彼の今後のザルツブルクでの状況に大きな影響を及ぼす可能性が高いとされているが、シーズンが1月24日に再開してから、また以前の好調な姿を取り戻せるのかに注目したいところだ。

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