ブンデスリーガ2部ニュルンベルクのミロスラフ・クローゼ監督が、2試合連続ベンチ外となっているFW奥抜侃志について言及した。クラブ専門メディア『clubfokus.de』がコメントを紹介している。
今夏に就任したクローゼ新監督の下、2勝1分け4敗と不安定なスタートを切っていたニュルンベルク。しかし3バックを導入した後、第8節プロイセン・ミュンスター戦は3-2での逆転勝利を収めると、第9節グロイター・フュルトとのダービーでは4-0で大勝した。一時は進退を問う声も挙がっていたクローゼ監督だが、宿敵相手の勝利で状況が大きく改善している。
そんな指揮官は、システム変更でウィングポジションが無くなった影響でメンバーを外れている選手に言及。「タイラン・ドゥマンやカンジ・オクヌキといった選手たちを連れていかないという決断は、残酷なほど辛いものだ。彼らのことを強調したい。今週ずっとみんなと一緒に練習していた。試合がどう転ぶかは事前にはわからないことだし、決断を下すのは難しい。スカッド全体の素晴らしいパフォーマンスだということだ」と強調した。
さらに、左ウイングを主戦場にプレーする奥抜については「中盤や最前線でもプレーできる」と主張。「狭いスペースでのプレーが得意だし、信じられないほどのダイナミズムを持っている。オン・ザ・ボールでもね。それが彼の強みだろう」とも褒め称えている。
しかし『clubfokus.de』は、「それでもオクヌキが誰からポジションを奪えるのかに関しては現時点では疑問が残る」と指摘。「今夏の移籍市場の終盤にもすでに放出候補とされていただけに、クラブと選手の双方が冬にこの(去就)問題について検討する可能性が尚更高いだろう」と予想した。