kagawa cerezo(C)Getty Images

C大阪が劇的展開で今季初勝利!香川真司の初ゴール&後半ATレオ・セアラPK弾で東京V下す

明治安田生命J1リーグは9日に第3節が行われ、ヨドコウ桜スタジアムではセレッソ大阪と東京ヴェルディが対戦した。

開幕2試合連続でドローと先制しながらも勝ちきれない試合が続くC大阪と、開幕戦の劇的な逆転負けに続き前節はドローに終わった東京V。共に今季初勝利を目指す両チームが、C大阪のホームで対戦した。

試合はC大阪がボールを動かし、東京Vが激しいプレッシャーから速攻を狙う展開に。互いにボックス付近まで侵入してチャンスを作るシーンもあるが、決定的なシュートまでには持ち込めない時間が続く。C大阪は20分、毎熊晟矢のクロスにニアへ飛び込んだ上門知樹が合わせたが、これは枠外に。その直後には、左の深い位置に侵入した為田大貴の折り返しに奥埜博亮がチャンスを迎えるなど、徐々にゴールへと近づいていく。

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すると42分、C大阪が先制に成功する。右サイドで仕掛けたジョルディ・クルークスがファーへクロスを送ると、飛び込んだのは香川真司。34歳MFの今季初ゴールで、ホームチームがリードして折り返した。

後半に入ると、ビハインドを背負う東京Vが前に出る。54分には、DFラインの背後を取った染野唯月がシュートに持ち込む際に飛び出したGKキム・ジンヒョンと交錯。こぼれ球を木村勇大が押し込んだ。最初は飛び出しがオフサイドの判定となったが、VARオンリーレビューの結果、ゴールは認められた。木村勇大の2試合連続ゴールにより、アウェイチームが追いついている。

同点に追いついた東京Vだったが、65分にアクシデント。GKキム・ジンヒョンのキックをブロックした稲見哲行が2枚目のイエローカードで退場処分となり、数的不利に陥った。C大阪はこのタイミングで上門知樹と奥埜博亮に代えてレオ・セアラとヴィトール・ブエノを投入し、勝負に出る。

その後はC大阪が相手ボックス付近に侵入するシーンを増やしていくが、東京Vの堅守を崩せない。86分のピンチはGKキム・ジンヒョンが防ぐと、90分にビッグチャンス。CKから舩木翔のヘッドはGKマテウスに弾かれたが、こぼれ球を拾ったレオ・セアラがボックス内で倒されてPKを獲得。これをレオ・セアラが自ら沈め、豪快に沈めて勝ち越しに成功した。

リードしたC大阪は、最後までこのリードを守りきって2-1と勝利。今シーズンの初勝利を飾った。一方敗れた東京Vは、これで開幕3試合で1分け2敗となっている。

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