サッカー研究機関『CIES Football Observatory』は、スカッド移籍金総額をランキングで発表している。
FIFAの関連機関であり、サッカー専門の調査機関でもある『CIES』。欧州主要リーグの2024年夏の移籍市場が閉幕し、各クラブが今シーズンの戦いに向けたスカッドを完成させた中、移籍金総額(完全移籍と期限付き移籍の合計+ボーナス)を独自に算出してランキング化している。
そしてトップに立ったのは、近年の移籍市場で大型補強を続けるチェルシーとなった。今夏だけでペドロ・ネトやジョアン・フェリックス、さらにはジェイドン・サンチョを獲得、選手補強に2億ポンド(約377億円)以上を費やしているが、スカッとの移籍金総額は12億6300万ユーロ(約2011億円)に到達している。
そんなチェルシーに続くのが、同じくプレミアリーグを戦うマンチェスター・ユナイテッド。今夏にもマタイス・デ・リフトやジョシュア・ザークツィーらを補強したが、移籍金総額は10億3800万ユーロ(約1652億円)に。3位はライバルのマンチェスター・シティであり、移籍金総額は10億1700万ユーロ(約1619億円)を記録した。
上位3クラブまでが10億ユーロ(約1592億円)を超える中、4位アーセナル以降は8億ユーロ(約1274億円)を下回る結果に。また、トップ10内にプレミアリーグ勢が7クラブも入っている。一方で、昨シーズンのチャンピオンズリーグを制したレアル・マドリーは、7億2000万ユーロ(約1146億円)で8位にランクイン。そのほか、欧州以外からはサウジアラビアのアル・ヒラルが唯一のトップ20入り。13位で4億8500万ユーロ(約772億円)を記録した。
スカッド形成に費やした移籍金総額トップ20
1位:チェルシー(12億6300万ユーロ)
2位:マンチェスター・ユナイテッド(10億3800万ユーロ)
3位:マンチェスター・シティ(10億1700万ユーロ)
4位:アーセナル(7億9800万ユーロ)
5位:トッテナム(7億8700万ユーロ)
6位:パリ・サンジェルマン(7億7200万ユーロ)
7位:リヴァプール(7億3500万ユーロ)
8位:レアル・マドリー(7億2000万ユーロ)
9位:ニューカッスル(6億8300万ユーロ)
10位:ユヴェントス(6億2600万ユーロ)
11位:バイエルン・ミュンヘン(5億8800万ユーロ)
12位:アトレティコ・マドリー(4億9600万ユーロ)
13位:アル・ヒラル(4億8500万ユーロ)
14位:アストン・ヴィラ(4億7500万ユーロ)
15位:バルセロナ(4億6100万ユーロ)
16位:ブライトン(4億3300万ユーロ)
17位:ウォルヴァーハンプトン(4億2600万ユーロ)
18位:ウェストハム(4億1400万ユーロ)
19位:RBライプツィヒ(4億1000万ユーロ)
20位:ノッティンガム・フォレスト(3億9800万ユーロ)