ユヴェントスの主将DFジョルジョ・キエッリーニが、ミランに所属する39歳FWズラタン・イブラヒモヴィッチなどについて語った。フランス誌『So Foot』のインタビューの一部を、トリノの地元紙『コリエレ・ディ・トリノ』が伝えている。
セリエA9連覇中の王者ユヴェントスにおいて、常に決定的なプレーでチームに貢献を続ける36歳のキエッリーニ。ユーヴェ主将はまず、相手FWとのデュエルについて持論を展開した。
「FWとのデュエルに勝利するためには、悲観的になり、最悪を予想する必要がある。僕や(アンドレア)バルザーリのような“ふつう”の選手はそうする必要があるんだ。ただアンドレアも偉大なDFではあったが、彼も僕も、セルヒオ・ラモスやフィルジル・ファン・ダイクのようなフオリクラッセ(規格外の選手)レベルのクオリティを持ち合わせていないからね」
続いてキエッリーニはリヴォルノでプレーしていた頃を振り返り、アーセナルやインテルからオファーを受けたことを明かした。
「後で考えてみれば、あのアーセナルのオファーを断るなんてクレイジーだったよ。僕は当時、16歳。セリエCでプレーしていた。そこへ年俸2億リラ(約1300万円)近くに上る巨額なオファーが届き、僕はまだ心構えができていなかった。それにオファーを受ければ、リヴォルノを裏切るような気もしたんだ。ある年は、1月31日の18時に電話がかかってきて、『インテルと契約しろ』って言われたんだ。しかし断ったよ。高校に通っている時だったから、どこにも行きたくなかったんだ」
最後にユーヴェ主将は、今シーズン、ミランをけん引する39歳のイブラヒモヴィッチに対する尊敬の念を明かした。
「ズラタンのことは、とても尊敬している。僕のユーヴェでの1年目では、チームメートだったんだ。彼との対戦を恐れたことは一度もないし、彼を目の前にしてしり込みしたこともない。ただあの頃からすでに、常識を外れたフィジカルを持っていたよ。彼がインテルでプレーしていた頃は、僕にとって“絶対的な敵”だった。僕のキャリアにおける最強の対戦相手は、間違いなくイブラヒモヴィッチだよ」
▶セリエA観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】