コパ・アメリカ開幕戦が行われ、アルゼンチン代表とカナダ代表が対戦した。
前回王者のアルゼンチン。リオネル・メッシ、フリアン・アルバレス、アンヘル・ディ・マリアの3トップに。中盤にはアレクシス・マクアリスター、レアンドロ・パレデス、ロドリゴ・デ・パウルの3人となった。カナダはアルフォンソ・デイヴィス、ジョナサン・デイヴィッドらがスタメンに入っている。
地力で上回る世界王者アルゼンチンが立ち上がりからボールを支配。8分にはカウンターからディ・マリアが独走し、シュートに至るがGKがセーブ。10分にはメッシがパレデスのフィードに絶妙な飛び出しを見せる。左足でシュートに至ったが、惜しくもオフサイドとなった。
39分には右に開いたデ・パウルのクロスにマクアリスターが飛び込む。ヘディングシュートを放つが、GKの守備範囲に収まった。しかし、カナダも決定機を作る。右サイドからのクロスにアントゥネス・ユースタキオがフリーで合わせるが、GKエミリアーノ・マルティネスがセーブした。前半終了間際にはメッシのパスからフリアン・アルバレスが抜け出すも、シュートはミートせず。前半をスコアレスで折り返した。
後半開始早々に試合を動かしたのはアルゼンチン。49分、メッシの柔らかいスルーパスに抜け出したのはマクアリスター。GKの眼前で横パスを送ると、アルバレスが流し込み、先制点を挙げた。
カナダが前からのプレスでなんとか同点ゴールを目指すが、逆にスペースが生まれたことでアルゼンチンも快適にプレーできるように。78分にはカウンターからメッシがGKと1対1になるも、ループシュートはゴール左へそれていった。82分にも途中出場のラウタロ・マルティネスがGKと1対1になるも、シュートはGKがブロックした。
さらに88分、中央で受けたメッシが優しいタッチでスルーパス。ラウタロが冷静に沈め、アルゼンチンが追加点を挙げた。試合は2-0で終了し、アルゼンチンが初戦を制している。