ローマダービーにフル出場したラツィオMF鎌田大地だが、現地メディアの評価は厳しいものとなった。
6日に行われたセリエA第31節で、ローマとのダービーマッチに挑んだラツィオ。アウェイ扱いでの白熱の一戦となったが、前半終了間際にマンチーニのゴールを許して1点ビハインドで折り返す。すると63分には、ゲンドゥージのクロスに反応した鎌田が冷静にネットを揺らしたものの、これはオフサイドの判定でノーゴールに。最後まで反撃できず、0-1で敗れている。
イゴール・トゥドール新監督就任後、前節ユヴェントス戦(1-0)に続きセリエAでは2試合連続で先発出場を飾った鎌田。しかし、イタリアメディアの評価はやや厳しいものとなっている。
『Calciomercato.com』は「5.5」と及第点以下の評価。寸評では、「攻撃面では全体に関与し、各ポジションの間で試合を調整することに貢献。しかし、ファイナルサードでの決定的なチャンスに欠けている。(ゴール前では)自らの得点を取り消しただけだった」とし、ゴールに絡むような働きがなかったと指摘している。
一方『EUROSPORT』イタリア版は、グスタフ・イサクセンと並びチームワーストの「4.5」と評価。「もし我々が彼をラツィオの将来的な技術的指標としてイメージしないといけないとするならば、目標に到達するまで何光年も離れている。彼はフェリペ・アンデルソンのつま先を頻繁に踏み、中央でボールを要求するのではなく、何度もポジションを離れていた。今日の彼は異質だった。そして、明日も異質になるかもしれない」と厳しい指摘を行っている。
また、イタリア『スカイ』も「5.5」及第点以下の評価を下している。