Maikuma Seiya Japan 02032024(C)Getty Images

AZ加入の毎熊晟矢、退団濃厚の菅原由勢の後釜に。強化部長が今後の右サイドのポジション争いに言及

セレッソ大阪の日本代表DF毎熊晟矢は21日、オランダ1部AZアルクマールへの完全移籍が正式に決定した。新クラブも発表している。

AZは公式ウェブサイトを通じて毎熊と2028年までの契約を締結したことを発表。その中で、2020年にJ2のV・ファーレン長崎でプロデビューを果たし、2022年1月にC大阪に移籍したこと、同クラブでのパフォーマンスにより2023年9月に日本代表に初招集されたことなどを紹介している。

現在26歳の毎熊は公式ウェブサイトで、「このスタジアムでファンたちの前でプレーすることを本当に楽しみにしています。今までのクラブではたくさん学び、良い成長ができたと思います。日本代表でプレーするチャンスも与えられました」と語ると、AZのDF菅原由勢にも触れ「日本にいるとき、彼からメッセージを受けました。もうすぐここオランダでも会えたらと思います」と続けている。

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また、マックス・フイバーツFD(フットボールディレクター)は「右側のDFのポジションを争う選手として獲得が可能となった。ユキナリ・スガワラはおそらく移籍するため、それに備えるのは良いことだろう」と毎熊を菅原の後釜と見ていることを示唆。「マイク(毎熊)とユキ(菅原)にはたくさんの共通点がある。彼は攻撃的なマインドを持ち、オン・ザ・ボールでは落ち着いている。守備の部分では少しばかり(菅原)より成熟しているかもしれない」と2人を比較した。

フイバーツFDは続けて新シーズンからの右サイドのポジション争いの状況にも言及。「彼(毎熊)はデンソ・カシウスと競走しなければならない。昨年にAZに迎えた彼もまた大きなクオリティを持っているのだから、興味深いポジション争いになるに違いない」と毎熊は昨夏にボローニャから獲得した現在21歳の元U-21オランダ代表DFがライバルとなることを指摘した。

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