sano ogawa shiogai NEC Nijmegen(C)Getty Images

小川航基&佐野航大に加え塩貝健人を獲得…NEC強化担当がエールディビジこそ海外挑戦にあたって“良い中間的なステップ”と考える理由は?

NECナイメヘンのカルロス・アルバースTD(テクニカルディレクター)はオランダ1部リーグのエールディビジは海外に挑戦する日本人選手にとって “良い中間的なステップ”と考えるようだ。オランダ『ESPN』で語っている。

エールディビジのクラブには現在6人の日本人選手が在籍。そのうち3人は23年夏に加入のFW小川航基とMF佐野航大に加えて、今夏に19歳のFW塩貝健人を獲得したNECでプレーしている。

そんなNECの補強政策に注目する『ESPN』はクラブの強化担当であるカルロス・アルバースTDを取材。『Tekengeld』という移籍市場をテーマとする番組で同TDは「どの国も独自のフットボールカルチャーを持つ」と前置きすると、「日本はテクニカルで、狭いスペースでスピーディーなプレーができる選手たちが多い」と語ると、次のように続けている。

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「それに彼らはみんな、良い姿勢とメンタリティを持っている。だからすぐにエールディビジに適応できる。ただし、彼らはフィジカルにおいてはまだ完全に最高レベルに達していない。そして、我々のオランダのエールディビジはヨーロッパで最もインテンシティの高いコンペティションではないだろう。だから、彼らのような選手たちにとってはさらなるステップを踏むための良い中間的なステップになると思う」

また、以前にも塩貝の獲得の経緯を明かしているアルバースTDは改めて「彼は最初は、大学で勉強しながらJリーグでプレーする考えだった。私は彼の両親に、ここにはすでに2人の日本人選手がおり、慣れた環境でプレーすることになると伝えたら、彼は考えを変えたんだ」と説明。「それは重要なポイントだった。なぜなら、ほかにも2人の日本人選手がいれば、彼らは彼を助け、すべてを円滑にしてくれるサポートとなるからだ」と続けている。

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