マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、ユルゲン・クロップ監督のリヴァプール退任について語っている。
リヴァプールは26日、今季限りでクロップ監督が退任することを発表。本人は「クラブのすべてを愛している」と語りつつも、「だが、決断しなければならない時がある。なんと言えばいいだろうか…エネルギーがなくなってきたんだ」とその理由を明かした。シーズン半ばのこの電撃発表は、世界中に大きな衝撃を与えている。
そんなクロップ監督の決断について、グアルディオラ監督も反応。最初はバイエルンの指揮官として(クロップ監督はドルトムント)、現在はマンチェスター・C指揮官として何度も対戦し、世界最高峰の戦いを繰り広げてきたスペイン人指揮官は、FAカップのトッテナム戦(1-0)後に『ITV Sport』で以下のように語った。
「ちょっと驚いているよ。彼は本当に素晴らしい監督なんだ。彼のことをよく知るようになってからは、人間としても素晴らしいこともわかった。彼が去ることによって、我々(シティ)の一部も去るのではないかというような気がしているよ」
「リヴァプールは、長年にわたって我々の最高のライバルだった。個人的にも、彼は最高のライバルだ。寂しいよ。でも、彼がいなくなると少しはよく眠れるかもね。少しだけ安心だ。彼の成功を祈りたい。今は認めないだろうけど、必ず帰ってくるはずだ」
そして、「リヴァプールと対戦する前の日はいつも悪夢のようだった。このニュースにはショックを受けたし、マン・シティの一部を失うような気もしている。彼とリヴァプールなしで、ここでの自分たちの歴史を定義することは絶対にできない」とし、最大限のリスペクトを伝えている。
なお、グアルディオラ監督とマンチェスター・Cの現行契約は2025年夏まで。自身の将来について問われると、「私はまだ1年はやりたいし、もしかしたら延長するかもね」と述べた。