浦和レッズのMF岩尾憲がFIFA公式サイトのインタビューに応じ、クラブ・ワールドカップについて語った。
クラブ・ワールドカップではクラブ・レオンを破り、準決勝へと進出した浦和。岩尾は「多くのファンが埼玉のスタジアムから私たちを誇りに思って送り出してくれたのだから、昨日負けるという選択肢はなかったです。まだトーナメントに残っていることを嬉しく思います」と話す。
さらに、サウジアラビアには多くの浦和サポーターが駆けつけており、選手にとっても多くの力になっていると認めた。
「彼らのおかげで僕たちは最高の気分でプレーできます。一緒に戦いに臨む一つのユニットのように感じています。ファンが作り出す雰囲気は別次元です。僕らにとっては12人目の選手のようなものだけど、対戦相手が誰であろうと威圧感を与え、彼らのゲームを中断させるものだと思います」
準決勝では欧州王者マンチェスター・シティと対戦。岩尾は一生に一度の舞台と意気込みを語る。
「僕らがここにいるのは、単に思い出を作るためだけではありません。シティのような強豪に挑むことは、まさに一生に一度のこと。この大会から何かを得るか、手ぶらで帰るかは自分次第だと思うと、やる気が湧いてきます。もちろん、あのようなチームを倒すのは大変なことだけど、僕らの日なら誰にでも勝負を挑めるし、このような一発勝負のトーナメントは僕らに合っていると思います。いい準備をして、気負わなければ、チャンスはやってくると思います」
「現地にいるファンのほとんどがシティの勝利を期待しているのは間違いないけど、それが間違っていることを証明できるこのチャンスにワクワクしています。さらに、スタイルを持ってプレーし、ファンを味方につけることが勝利への鍵になると思います。陳腐な言葉に聞こえるかもしれないが、この試合は子供の頃から夢見ていた試合のひとつ。その気持ちを90分にぶつけて、ベストを尽くしたい」
さらに、シティ戦のカギとして岩尾は守備面を挙げ、「ディフェンスがしっかりしていれば、効果的な攻撃をすることができるし、自分たちの形と規律を保っていれば、チームはなかなか崩すことができない。チャンスは必ずやってくると思うので、どっしりと構えて、断固として守り、脅威を無効化しなければならない」と話した。