明治安田生命J1リーグが7月4日、約4カ月以上を経て再開。第2節の9試合が行われた。
新型コロナウイルスの影響で2月末のJ1、J2開幕節以来、中断が続いていたJ1。6月末にはJ2、J3の試合が行われるに至り、それから1週間後についにJ1も再開することとなった。
開幕節にて、川崎フロンターレはサガン鳥栖とスコアレスで引き分け、鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島に0-3で完敗。優勝を目指すうえで、何としても再開初戦で今シーズン初白星が欲しいチーム同士が激突した。
試合は鹿島戦で2016年から敗北していない川崎Fが早々に好相性を見せつける。2分、左CKの流れから家長昭博がクロスを蹴り込むと、タイミングよく抜け出した谷口彰悟が右足で合わせて先制弾とした。
いきなり失点した鹿島は素早く縦にボールを運んで反撃に出るが、コンパクトに保たれた川崎Fもなかなかバランスを崩さない。30分には長谷川竜也がボックス左で丁寧にトラップして左足の強烈なシュートを繰り出し、川崎Fが点差を広げる。しかし、直後に鹿島が得たCKの流れからレアンドロ・ダミアンのクリアがオウンゴールとなってしまい、スコアは2-1に。また、鹿島にとってはこれが今シーズンのリーグ初得点となった。
後半に入っても川崎Fが優勢を保つが、55分には鹿島に決定機。エヴェラウドが強引な突破でボックス内に侵攻して右足でシュートを放つ。GKチョン・ソンリョンに阻まれたものの新加入アタッカーが闘志をむき出しにしたプレーで味方を鼓舞する。
終盤にも染野唯月のシュートがバーを叩くなど惜しいシーンを作る鹿島。しかし、最後まで追いつくことはできず、開幕連敗を喫している。
昇格組の横浜FCが今シーズン初勝利を目指す北海道コンサドーレ札幌をホームに迎えた一戦では、再開後のJ1初得点が早々に生まれる。3分、チャナティップが左サイドから中央に折り返すと、鈴木武蔵がシュート。一度はDFにブロックされたものの、跳ね返りを鈴木武蔵が自ら左足で押し込んだ。しかし16分、縦パスを受けた一美和成が華麗なターンでボックス内に抜け出して一対一のチャンスを迎えると、GK菅野孝憲をかわして無人のゴールに蹴り込み同点に戻す。
そのままハーフタイムに突入したが、後半開始早々にも鈴木武蔵がこの日2点目を決めて札幌が勝ち越し。その後も札幌がコントロールしつつ試合を進行し、終了の笛。鈴木武蔵の公式戦3戦連続弾で札幌が今シーズン初勝利を収めた。
ともに攻撃的なサッカーを志向する清水エスパルスと名古屋グランパスの対戦。1992年の7月4日に初めて対外試合を行い、この日をクラブの誕生日に定めている清水が18分にカウンターを発動させると、金子翔太がボックス内右で右足を振り抜いて先制する。しかしその後、名古屋の波状攻撃から相馬勇紀がネットを揺らして32分に同点。40分にはクロス対応でGK梅田透吾と清水DFが被ってしまいオウンゴールが生まれ、名古屋が前半中に逆転する。後半には相馬が2枚目の警告で退場する場面もあったが、終盤に差し掛かると名古屋が清水に主導権を与えず、試合は前半のスコアのまま終了した。
ガンバ大阪とセレッソ大阪による“大阪ダービー”。G大阪にとっては先発した遠藤保仁がJ1通算最多出場記録を更新したメモリアルな試合となったが、先制したのはC大阪だった。前半終了間際、丸橋祐介が左サイドから折り返すと中央で合わせた奥埜博亮が冷静に決め切る。後半に入ると、丸橋が強烈なミドルシュートで加点したが、68分に得たPKをアデミウソンが沈めてG大阪が1点を返す。その後もチャンスを作って逆転を目指すG大阪だったが、C大阪がしのぎ切って敵地から勝ち点3を持ち帰っている。
大分トリニータがサガン鳥栖をホームに迎えた“九州ダービー”。互いにキックオフから積極的にチャンスを作っていくが、試合はスコアレスでハーフタイムへ。均衡が崩れたのは66分だった。香川勇気の左サイドからのクロスに途中出場の田中達也が頭で合わせて大分が先制。また、試合終了間際にも田中達也が右足で決め、大分が2-0で初勝利を飾った。
開幕節にて湘南ベルマーレに3-2で競り勝った浦和レッズと、ガンバ大阪との初戦を1-2で落とした昨シーズン王者の横浜F・マリノスが埼玉スタジアム2002で激突。日本代表の森保一監督が視察に訪れるなか、互いに決定機を作る試合となったが、ともに得点を決め切ることができず。試合はスコアレスで終了し、横浜FMの初勝利はお預けとなった。
昨シーズンのJ2を圧倒的な成績で制した柏レイソルと、J1をクラブ最高位の2位で終えたFC東京による一戦。ディエゴ・オリヴェイラが28分に負傷交代を強いられるなど幸先の悪いスタートとなったFC東京を相手に、柏はオルンガを中心に攻勢を保つ。しかし、スコアが0-0のまま時計の針が進み、試合の行方は後半へ。それでも62分の右CKの場面で渡辺剛がネットを揺らし、FC東京が先制する。そして、守る形でスコアを維持して試合を終えたFC東京が2連勝を収めた。
湘南ベルマーレがベガルタ仙台をホームに迎えた一戦では序盤から仙台が攻勢に出る。3分、右サイドを持ち上がったジャーメイン良がクロスを上げるとこれがそのままゴールへ。仙台が幸運な形で先制する。その後、互いに後半の早い時間から交代カードを切っていくが、スコアに動きはないまま終了。仙台が今季初勝利を飾っている。
昨シーズン天皇杯王者のヴィッセル神戸がサンフレッチェ広島をホームに迎えた。アンドレス・イニエスタらを先発させた神戸はポゼッションを高めていくが、35分に広島が先制。左CKの流れからハイネルのヘディングシュートの軌道をゴール前のレアンドロ・ペレイラがそらした。さらに、後半開始早々の48分にも裏に抜け出した浅野雄也が強烈なシュートを突き刺して広島がリードを広げる。また、81分にL・ペレイラが自身の2得点目を記録。神戸が一矢報いることはできず、広島が2試合連続で3-0の快勝を収めている。
【第2節の試合結果】
2020年7月4日(土)
横浜FC 1-2 札幌
清水 1-2 名古屋
G大阪 1-2 C大阪
大分 2-0 鳥栖
浦和 0-0 横浜FM
柏 0-1 FC東京
川崎F 2-1 鹿島
湘南 0-1 仙台
神戸 0-3 広島
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