日本代表は9日、11日に行われる2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・サウジアラビア代表戦に向けて現地ジェッダで公開練習を実施。練習後、クラブで4試合連続ゴールを記録するなど好調を維持する中村敬斗が囲み取材に対応し、サウジアラビア戦への思いを語った。
スタッド・ランスで2年目を迎える中村が絶好調だ。開幕から先発出場を続け、初めて途中出場となった第4節のナント戦でゴールを奪取。このパフォーマンスにより次の試合はスタメンに戻ると、そこからパリ・サンジェルマン戦でゴールを奪うなど3試合連続で得点を記録し、4戦連発という見事な活躍を披露している。
好調を維持しながら代表活動に参加することになった中村は、「クラブとチームはまた別の感じだと思うけど、まずチームで結果を残してここに来れたことは嬉しく思います」としつつ、敵地でのサウジアラビア戦に向けて「やはりアウェイのサウジはすごく苦戦してるイメージがある。中がどうなっているかは全然わからないですけど、初めて最終予選で来て、アウェーでサウジというのは楽しみではあるので絶対勝ちたいです」と強い思いを口にした。
試合を行うキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムには6万人を超えるサポーターが集結することが予想される。そんな相手と戦うポイントについては「サウジアラビアはやはり球際の強さや前線に個のある選手がいるようなイメージがある。分析ではもちろん研究してますけど、本当にザ・アウェーみたいなものを感じると思う」と語った上で、「特別やることを変えることはない。僕らのサッカーができれば」と自分たちにフォーカスした。
難しい試合展開になる可能性がある中で、「先制点はすごく大事だと思う。チームとして先にゴールを取れたら、また少しはいい形でゲームを進められる気がする」と語った中村。どのタイミングでの出場になるかはわからないが、どこからでも得点を奪えるアタッカーのパフォーマンスに期待したい。
9月のW杯アジア最終予選で好スタートを切った日本。3連勝を目指したサウジアラビア戦は、11日の3:00にキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムでキックオフ予定だ。