FC町田ゼルビアを率いる黒田剛監督が、横浜F・マリノス戦後のフラッシュインタビューに応じた。
町田は15日、明治安田J1リーグ第18節で横浜FMと対戦。ミッドウィークに行われた天皇杯2回戦の筑波大学戦でナ・サンホ、ミッチェル・デューク、チャン・ミンギュ、安井拓也の4名が負傷し、不安を抱える中での一戦となっていたが、3-1で逆転勝利した。
試合では14分に宮市亮に先制点を奪取されたものの、前半終盤のセットプレーから昌子源が決めて同点に。後半に入るとU-23日本代表活動から合流したばかりの藤尾翔太が57分に逆転弾、61分には下田北斗が直接FKを沈めている。
試合後、黒田監督はまず負傷した選手たちへの思いを語った。
「選手の口々から負傷した4人の名前も出ていましたし、彼らの名誉の負傷を絶対に無駄にすることがないように、今日は彼らの分まで走り切ろうと。また、スポーツにおける心技体というものすべてが、全面的に相手を上回り、彼らが躍動していた成果が、こうして本当に魂のこもったゲームにしてくれたんだと思います」
黒田監督下の町田はJ2だった昨季から連敗なしを継続。また、横浜FM戦は今季初の逆転勝利となった。指揮官は、チーム一丸となることができたために手にした成果だと語っている。
「前半、先制をされましたけど、それ以外にもチャンスはありましたし、必ず突破口はつかめると。そこをしっかりと狙っていこうと、必ず後半もチャンスがあるからそれを仕留めようということでみんなと共有して送り出しました」
そして最後に、今後に向けた意気込みを口にした。
「(次節アビスパ福岡戦で)長期離脱した選手が帰ってくるわけではないんですけど、今の選手の魂というものがしっかりとみんなで一つになれば、またこういった気持ちの入ったゲームができると思うので、今度はホームでしっかりと勝ち点3を取りたいなと思います」