Jリーグは18日、2021シーズンのJリーグYBCルヴァンカップ(ルヴァン杯)決勝において、定められたルールの範囲内における写真や動画のインターネット投稿を解禁すると発表した。
30日に迫っているルヴァン杯決勝。13:05に埼玉スタジアム2002でキックオフが予定されている一戦では、名古屋グランパスとセレッソ大阪がタイトルを争う。
そして、その試合ではインターネット上への写真や動画投稿が限定的に解禁。これまでは、Jリーグの試合運営管理規定により、試合に関する映像や写真、音声をインターネットやその他メディアに投稿することが禁止されていた。
それに当たってのガイドラインでは、写真や動画を「2021JリーグYBCルヴァンカップ決勝の試合会場で、投稿者ご本人様が撮影した」ものと定義。ただし「試合開始(前半キックオフ)から試合終了(後半終了)までの間(ハーフタイムは除く)にピッチ上を撮影した映像」、「時間を問わず、試合日当日にスタジアム内に設置された大型映像装置において放映された試合の映像(ハイライト映像も含む)を撮影した映像」についてはこれに当たらない。
つまり、試合中に選手がプレーする様子、スタジアム内のモニターを映した「動画」を投稿することはできない。一方で、「写真」については試合中の様子も投稿が可能。動画については、試合以外で撮影したもののみとなる。
なお、Jリーグは「写真、動画を撮影者ご本人様によりSNSおよびインターネットへ投稿し公開すること」を許諾すると記載。なりすまし投稿は許諾されていない。
その他には、「Jリーグ又はJクラブに対しての愛の無い投稿」は許諾していないと強調。営利目的での利用も禁止されているが、「YouTube収益プログラムやアフィリエイト広告などコンテンツに付随される広告からの収益が見込まれる投稿については、『営利目的での利用』に含まれない」としている。
Jリーグが説明している「許諾すること」と「許諾していないこと」の一覧は以下の通り。詳細はJリーグの公式サイトで確認することができる。
■Jリーグが許諾すること
- 写真、動画を撮影者本人がSNSおよびインターネットへ投稿し公開すること
■Jリーグが許諾していないこと
- 他者の迷惑になるような撮影行為又は投稿
- Jリーグ及びJクラブの役職員並びにJクラブの選手・監督、審判、その他Jリーグ又はJクラブ関係者を特定し、社会的評価を損なわせる目的での投稿
- 他者の肖像権を侵害する、又は侵害のおそれがある投稿
※他者の顔が映り込む場合は顔が認識できないよう加工することが推奨 - なりすまし投稿
- 動画のライブ配信
- 営利目的での利用。ただし、YouTube収益プログラムやアフィリエイト広告などコンテンツに付随される広告からの収益が見込まれる投稿については、「営利目的での利用」に含まれない。
- その他、許諾していること以外での利用、Jリーグ又はJクラブに対しての愛の無い投稿