JリーグYBCルヴァンカップは25日、準決勝第2戦の浦和レッズvsセレッソ大阪が行われた。
21日に行われた第1戦は1-1のドローで終わったものの浦和がアウェイゴールを奪取。続く第2戦は浦和の本拠地・埼玉スタジアム2002で行われ、C大阪にとっては1点以上が必要な状況となっていた。
優位を生かしたい浦和は松尾佑介や小泉佳穂、岩尾憲ら、C大阪は上門知樹や奥埜博亮、鈴木徳真らを先発起用している。
開始から一進一退の攻防が続く試合は比較的ボールを保持していたC大阪が23分に動かす。ボックス右に抜け出した毎熊晟矢が中央マイナス方向に折り返そうとしたところで明本考浩がブロック。これがそのままゴールに吸い込まれ、C大阪が先制する。
さらに30分、左サイドに抜け出した為田がグラウンダーのクロスを供給。ニアの加藤陸次樹がスルーした背後で奥埜博亮がワントラップして浦和DFを置き去りにし、至近距離から左足でゴールに流し込んだ。
折り返し時点で3点が必要となっていた浦和はハーフタイムに松崎快に代えて馬渡和彰を起用。しかし後半開始早々の51分、ボックス手前左の山中亮輔が供給したクロスに加藤が頭で合わせる。これが決まり、C大阪がさらにリードを広げる。
その後、互いに続々と選手を入れ替えていく中でやや盛り返す浦和だったが得点には至らず。反対に80分、C大阪のカウンターから途中出場直後のジェアン・パトリッキが右足で沈めて4点差をつけた。
そして、アウェイゴール4発を奪ったC大阪が無失点を維持して試合を終了。2戦合計スコアを5-1としたC大阪が2年連続の決勝進出を果たしている。
■試合結果
浦和レッズ 0-4(2戦合計:1-5) セレッソ大阪
■得点者
浦和:なし
C大阪:オウンゴール(23分)、奥埜博亮(30分)、加藤陸次樹(51分)、ジェアン・パトリッキ(80分)