■最多10名に上る可能性も
ルヴァンカップ敗退が決まっているサガン鳥栖は、11日に金明輝監督の新型コロナウイルス陽性を発表。会見では、新たに選手1名、チームスタッフ1名の計2名の感染が判明し、7名が陽性の疑いで検査結果を待っていると説明された。金監督を含めると最多10名に上る可能性がある。
同日16時15分から始まった会見には、Jリーグ、鳥栖、広島がオンラインで合同会見を実施。Jリーグ・村井満チェアマン、観戦環境対策藤村昇司プロジェクトリーダー、サガン鳥栖・竹原稔代表取締役社長、サンフレッチェ広島・仙田信吾代表取締役社長が登壇した。
冒頭、村井チェアマンは、会場に向かっているファン・サポーターそして、名古屋グランパス戦に続き当日中止となったサンフレッチェ広島の関係者にお詫びを述べ、試合中止の決定について次の通り説明した。
「昨日、鳥栖の監督に陽性判定が出ました。そして本日二人、選手とチーム関係者の陽性判定が出ました。現時点では最大7名の陽性の疑いがあり、検査の結果を待っています。トータル9名の陽性可能性がある状況。本日のルヴァンカップの試合実現は難しいという判断をさせていただきました」
■クラスターは保健所の判断
一クラブから多くの陽性可能性が出たことにJリーグでは初めてとなるクラスター(集団感染者)発生の可能性もあるが、村井チェアマンは「3名プラス7名、二ケタの可能性がある感染状況は今までにない。クラスターになるかは保健所のご指示に従う形で対応していく」と説明する。藤村リーダーは、「保健所がクラスターと判断されるかどうかはまだ分からない。クラスターであれば感染経路、どう広がっていったかを詳しく調べていくことになる。そこから改めてプロトコルに反映していく」と今後の運用について述べた。
金監督は、9日夜に38度の発熱をしているが、翌10日朝には36.4度と熱が下がったため指導を実施。しかし練習後体調不良を覚え、PCR検査を受けた結果、同日午後陽性が判明した。
感染経路は判明していないが、この過程で感染拡大を防げたのではないかという可能性に関して「個人の自覚症状と判断に委ねられている。第3者がストップできる仕組みは現状ない。自覚症状のみに依存せず、どうやって健康管理を進めていくかは宿題」と改めて対応していくとした。藤村リーダーもプロトコルは「自己申告をベースに組み立てていた」とする。そして、「自己申告に頼らない仕組みは今はビルトインされていないが、取り入れる必要があると感じている。今のところは勉強しますとしか答えられない」と、変化する状況への臨機応変な対応が必要だと強調した。
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