アトレティコ・マドリーは、現在バルセロナへレンタル中のFWジョアン・フェリックスを復帰させることは考えていないようだ。
2019年にクラブ史上最高額1億2700万ユーロでベンフィカからアトレティコに加入したフェリックス。公式戦131試合に出場していたが、ディエゴ・シメオネ監督との関係悪化が伝えられると、昨季後半戦はチェルシーへレンタル移籍。今季はバルセロナへと貸し出され、アトレティコとの2試合で2ゴールを奪うなどリーグ戦22試合で6ゴールをマークしている。
スペイン『as』によると、フェリックスはアトレティコとの現行契約は2029年まで残しているという。今季終了後には一度所属元へと復帰することになるが、アトレティコでの未来はないようだ。
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同メディアは、アトレティコ側はすでに扉を閉ざしており、フェリックス本人もシメオネ監督政権下に自分の居場所はないと考えている模様。「いかなる場合でもアトレティコのシャツを切る可能性は考慮されない」ようだ。アトレティコは、獲得した際の移籍金を大きく下回る8000万ユーロ(約131億円)程度で売却できれば満足であるという。
またアトレティコは、市場価値を上げるためにも今季バルセロナで活躍を期待しているとも。しかし8000万ユーロで完全移籍に動くクラブは多くないと予想されており、現在所属するバルセロナは完全移籍のオファーはできず、もう1年のレンタル移籍のみ提案が可能なようだ。アトレティコの最優先事項は完全移籍での放出だが、最終的にはあらゆる選択肢を検討することになると伝えられている。