米メディア『The Athletic』が「カタール・ワールドカップ(W杯)の象徴的な写真」を選出。日本代表MF三笘薫のアシストも選ばれている。
異例の11月開催となったカタールW杯。リオネル・メッシとアルゼンチン代表の36年ぶり3回目の優勝で幕を閉じた今大会だが、アフリカ勢初のベスト4入りを果たしたモロッコやアジア勢3チームの決勝トーナメント進出など、多くの番狂わせや印象的な出来事が起きた大会でもあった。
そして『The Athletic』は、「カタールW杯の決定的な写真」として印象的だった場面を写真とともにピックアップ。メッシがトロフィーを掲げる姿やキリアン・エンバペの決勝戦でのゴール、モロッコの躍進、ネイマール、クリスティアーノ・ロナウド、ルイス・スアレスの涙などとともに、日本がスペイン戦で決めた2点目の場面も選出している。
スペイン戦の田中碧のゴールは、これまでも三笘がラストパスを送る前にゴールラインを割っていたかどうかが世界中で議論の対象に。『FIFA』が「他のカメラの画像では誤解を招くかもしれないが、確実な証拠で判断するとボール全体がプレーを停止する位置には出ていなかった」と公式見解を発表するなど、大きな話題となっていた。
『The Athletic』は「日本代表がスペインを破った試合で田中碧のゴールをアシストしたとき、三笘薫はボールをキープできていたのかどうか、我々は困惑させられた。すべての角度が違う印象を与える。これは今後も困惑させられ続けるのだろう」とし、アシストの場面を複数枚の写真とともに紹介している。
このアシストによってスペインを撃破し、決勝トーナメントに進出することができた日本。日本サッカー界にとって非常に重要な“1mmアシスト”は、今後も語り継がれるものになるのかもしれない。