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チャヴリッチ&鈴木優磨が逆転導くゴール!鹿島が開幕戦以来の勝利…川崎Fは3連敗に

明治安田J1リーグは17日に第4節が行われ、鹿島アントラーズと川崎フロンターレが対戦した。

昨季は5位と8位に終わり、リーグ優勝争いから遠ざかるシーズンを送った鹿島と川崎F。今季のタイトル奪還に燃える中、新体制の鹿島はここまで1勝1分け1敗、AFCチャンピオンズリーグの影響で開幕が早かった川崎Fは1勝2敗と、両チームともにスタートダッシュに成功したとは言えない状況に。だからこそ勝利が必要な第4節の大一番を迎えた。

試合は立ち上がりから激しい攻防が続く中、ホームの鹿島は鋭い攻撃から何度か決定機を作るが、クロスが合わずにシュートまで持ち込めない。一方の川崎Fは33分、ボックス前で受けたマルシーニョが反転から右足を振り抜くが、シュートはジャストミートしない。両チーム決定機を作ることに苦戦する。

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それでも36分、川崎Fが先制に成功。脇坂泰斗がDFラインの背後に長いパスを出すと、飛び出した家長昭博が受けてシュート。GK早川友基に弾かれたものの、マルシーニョが押し込んでいる。アウェイチームが一歩前に出る。

リードを許した鹿島は41分、濃野公人の鋭いクロスに名古新太郎が頭で合わせたが、シュートは枠の上へ。前半は1点ビハインドで前半を折り返す。

しかし後半開始直後、鹿島が同点に追いつく。ピンチを凌いで自陣から前線へロングパスを送ると、狙っていたチャヴリッチが受け、GKとの一対一を制した。さらに50分、ハイプレスから名古新太郎がボールを奪い返し、リターンパスを受けてクロス。これは一度バーに当たったものの、こぼれ球を鈴木優磨が押し込んでいる。3分間で一気に逆転に成功する。

あっという間に逆転を許した川崎Fは63分、足を痛めたジェジエウに加え山田新、瀬古樹に代えて大南拓磨、遠野大弥、小林悠を投入。一度に3枚の交代カードを切り、勝負に出る。一方の鹿島は70分、逆転弾を呼び込んだ名古新太郎に代えて樋口雄太をピッチに送り出している。

すると75分、試合を大きく左右する判定が。空中戦の競り合いの中でマルシーニョの腕が相手選手の顔に入ると、イエローカードの判定。すでに警告を受けていたマルシーニョは、2枚目のイエローカードで退場処分となった。1点ビハインドの川崎Fが数的不利に陥る。

数的優位も手にした鹿島は、その後は交代カードを切りながら時間を使い、時計の針を進めていく。追加点こそ奪えなかったが、失点も許さず、2-1で勝利。開幕戦以来のリーグ戦勝利を飾っている。一方退場者を出して敗れた川崎Fは、これでリーグ戦3連敗となった。

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