ウェストハムのミカエル・アントニオがリヴァプールのユルゲン・クロップ監督とFWモハメド・サラーの衝突について言及した。
プレミアリーグ第35節で、ウェストハムと対戦したリヴァプール。優勝争いへ生き残るためにも勝利が必要だった一戦だが、一時逆転するも最終的に追いつかれ、2-2と勝ちきれず。これで勝ち点は75となり、首位アーセナルとの差は「5」まで広がっている。
さらに、この試合の79分にはエースと指揮官が衝突。交代出場時にクロップ監督がサラーに声を掛けると、そこから言い争いになっている場面がカメラに抜かれることに。試合後にはクロップ監督は「ロッカールームでそれについて話したし、それ終わりだ」と語ったのに対し、サラーはミックスゾーンで「今日話したら炎上する」と発言。両者の衝突は現地で大きな物議を醸していた。
『フットボーラーズ・フットボール・ポッドキャスト』に参加したアントニオは、同件について言及。聞いたところによる舞台裏を明かしている。
「基本的に…これは内部情報ではないよ。僕が聞いたのは、(ウェストハムの)練習場で選手たちが話していたことだ」
「(リヴァプールの)選手たちは投入されるとクロップがいつも大きなハグをして『幸運を祈る』と言うんだ」
「でも、モーが投入されるとき、彼は違う方向に歩いて、すね当てを準備したりしていた。そこにクロップが彼に手を差し伸べると、モーは自分のしていたことを止めて、彼はクロップの手をハイタッチのつもりで叩いたんだ」
「けど、明らかにクロップはそれが気に入らなかったようで、『(ベンチに)座り直すか?』みたいなニュアンス…基本的には『(その態度を)続行するか?』と言ったようだよ」
「モー側の話は聞いてないな」
一方、アントニオはこの出来事は誇張されていると考えていることも主張。次のように付け加えている。
「彼ら(リヴァプール)のパフォーマンスが今良くないから、こういった話題が増幅や誇張されるんだ。彼らがどのような存在で、今シーズンの成績がどれほどのものか、そして基本的にタイトルが彼らから遠ざかる可能性があるよね」
「緊張は高まるだろうし、フラストレーションも溜まるだろう。彼らも人間だから、こういうことは起こるものだと感じているよ」