リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、同クラブラストゲームの後にサポーターに向かってコメントした。
19日に行われたプレミアリーグ最終節でリヴァプールはホームでウォルヴァーハンプトンと対戦。28分に相手DFが退場となり数的有利になったリヴァプールは、34分にアレクシス・マクアリスターが先制点を挙げると、6分後にジャレル・クアンサーが追加点。リヴァプールはこのまま2-0でウルヴスを下し、クロップ政権ラストゲームを勝利で終えた。
2015年10月に就任して以降、9シーズンにわたってリヴァプールを指揮したクロップ監督にとってこれが同クラブでの最終戦。試合後にはサポーターに向けて挨拶をした。
「正直驚いている。すでに感情的になっていると思っていたけど、そうはなっていない。君たちみんなのこと、雰囲気、試合、この家族の一員でいられたこと、この日を祝えることにとても満足している。本当にありがとう!」
「(サポーターがクロップ監督のチャントを歌い始めると)ありがとう。君たちが来シーズンもこの歌を歌えばおかしなことだろう。これが最後であるとは感じていない。始まりのように感じている。今日、私はタレントに恵まれ、若く、クリエイティビティで、気持ちが入った貪欲なチームを見た。これも成長の一部であり、間違いなく必要なものだ」
「多くの人は私が彼らを疑う者から信じる者に変えたと言っているが、これは事実ではない。君たちがこのようにしたんだ。誰も君たちに対して信じるのを止めろなんて言うことはできない。このクラブは今、さらに良い時期にいる。この素晴らしいスタジアムやトレーニング施設、そして君たちがいる。フットボール界の超強力なクラブだ」
「泣いている多くの人たちを目にしたし、私も今夜そうなるだろう。なぜなら、みんなのことが恋しくなるからだ。しかし、変化は良いことだ。基礎は100%ここにあるのだから、すべてが大丈夫だ」
そして、最後にクロップ監督はファンに向かって「アルネ・スロット、ラララーラララ、アルネ・スロット、ラララーラララ」と後任として就任することが決定的とされる現フェイエノールトのアルネ・スロット監督の名前を歌い、以下に続けた。
「私を歓迎したときのように新しい監督を歓迎してほしい。初日から全力で行ってほしい。信じ続け、チームをプッシュし続けてほしい。今、私は君たちのうちの1人だ。みんなのことが大好きだ。ありがとう。君たちは世界最高のチームだ。ありがとう!」