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プレミア天王山は1-1ドロー!遠藤航フル出場のリヴァプールはPKで追いつくも逆転ならず2位転落

現地時間10日、イングランド・プレミアリーグは第28節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにマンチェスター・シティを迎えた。

1ポイント差で迎えた首位リヴァプールと2位シティによるプレミア天王山。復帰したもののまだ万全ではないサラーがベンチスタートとなったリヴァプールでは、遠藤がマクアリスター、ショボスライとともに先発で中盤を構成し、前線はヌニェス、ルイス・ディアス、エリオットの3人が並んだ。

公式戦7連勝中のリヴァプールに対し、公式戦19試合負けなしのシティは、トップにハーランドが君臨し、デ・ブライネ、ベルナルド・シウヴァ、フォーデン、アルバレス、ロドリの5人で中盤を構成。勝てば首位奪還という大一番で、立ち上がりから積極的にリヴァプール陣内へと攻め入り、アルバレス、デ・ブライネが早々にシュートを放つも、GKケレハーがしっかりと抑えた。

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リヴァプールは徐々に高い位置でボールを保持できるようになり、19分にはマクアリスターのパスにヌニェスが抜け出し、最後はL・ディアスが押し込みネットを揺らすもオフサイドによりノーゴールとなった。

試合が動いたのは23分、右CKをデ・ブライネがニアサイドに蹴ると、フリーで飛び込んだストーンズが合わせ、シティが先制。アケがマークについていたマクアリスターを上手くブロックし、ストーンズが走り込むスペースを空けており、非常にデザインされたセットプレーだった。

1点を追いかける格好となったリヴァプールは31分、エリオットが左足で入れた右クロスを、ゴール前に飛び出したショボスライが頭で合わせるも、枠を捉えることはできない。42分には遠藤がボールを奪い、左サイドでボールを受けたL・ディアスがカットインして右足でシュートを放つも、ゴール左へとわずかに外れた。

どちらも非常に高いインテンシティを保ち、それぞれが強みを出し合う首位攻防戦に相応しい展開のまま迎えた後半、47分にアケのバックパスに誰よりも早く反応したヌニェスが、クリアしようと飛び出したGKエデルソンと接触。主審は迷わずPKスポットを指差し、リヴァプールがPKを獲得する。

さらにこの接触でGKエデルソンが膝を痛めるアクシデントも発生。治療を終えて交代はせずにそのままPKに移ると、このPKをマクアリスターが左隅に蹴り込んでリヴァプールが試合を振り出しに戻した。

追いつかれたシティは、54分にエデルソンが痛みでプレー続行不可となり、オルテガとの負傷交代を余儀なくされた。

守護神の負傷交代というアクシデントが起きたシティに対し、ホームの大歓声を背に受けるリヴァプールは61分、ショボスライとブラッドリーに代えてサラーとロバートソンを投入。すると63分、カウンターからサラーのスルーパスに抜け出したL・ディアスがGKオルテガとの1対1を迎えるも、この決定機をゴール右へと外してしまう。

守勢の続くシティは69分、デ・ブライネとアルバレスに代えてコヴァチッチとドクを投入。73分にはサラーからボールを奪い、左サイド抜けたアケのアーリークロスにフォーデンが反応。これはGKケレハーが飛び出してパンチで逃げるが、これが目の前のフォーデンに当たってクロスバーを叩いた。

76分にヌニェスを下げてガクポを投入したリヴァプールは中盤のデュエルで遠藤を筆頭にシティを上回り、チャンスの数でも上回るものの、あと一歩のところで勝ち越しゴールが奪えない。

89分にはハーランドのサイドチェンジをエリア内左で受けたドクが縦に仕掛けて左足で狙うと、これが右のポストを叩いてGKケレハーがキャッチ。終盤は目まぐるしく攻守が入れ替わり、どちらに点が入ってもおかしくない展開となるが、1-1のまま8分間のアディショナルタイムへ。

前日に勝利したアーセナルが暫定首位に立っているため、引き分けのまま終わるとリヴァプールが2位、シティが3位に転落することとなるが、互いに攻め合うも最後まで決勝ゴールは生まれず。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。

■試合結果

リヴァプール 1-1 マンチェスター・C

■得点者

リヴァプール:マクアリスター(50分PK)

マンチェスター・C:ストーンズ(23分)

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