現地時間21日、イングランド・プレミアリーグは第26節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドに橋岡大樹の所属するルートン・タウンを迎えた。
アーセナルとの上位対決に敗れた後、2連勝で首位を維持しているリヴァプールだが、アリソン、ヌニェス、カーティス・ジョーンズ、アレクサンダー=アーノルドと負傷者が続出しており、好調のジョタまでもが負傷離脱。さらには前節復帰を果たしたサラーも負傷によりメンバー外となったリヴァプールは、ガクポ、ルイス・ディアス、エリオットを前線に並べ、中盤は遠藤、マクアリスター、そしてフラーフェンベルフが務めた。
一方、加入後3試合目となる橋岡だが、この日も初のベンチ入りはお預けとなった。
満身創痍ながらもホームのリヴァプールが立ち上がりからペースを掴み、4分にはエリオットの浮き球パスを受けたL・ディアスがDFをかわして左足でシュートもゴール左へと外れた。
最初の決定機をモノにできなかったリヴァプールに対し、ルートンの反撃は12分。左サイドのスローインからエリア内左に侵入したチョンが角度のない位置からシュートを放つと、GKケレハーが防ぎきれなかったボールがこぼれ、ファーポストのオグベネが頭で押し込みルートンが先制する。
先制を許したリヴァプールは、L・ディアスが前線で奮闘。31分、遠藤が中盤で1人かわしてゴール前に浮き球のパスを送ると、呼応したL・ディアスが足を伸ばして合わせるもわずかにゴール左へ。35分にはL・ディアスがミドルシュートを放つが、わずかに枠を外れた。
1点ビハインドで後半を迎えたリヴァプールは56分、エリア内右から放たれたガクポのシュートはGKカミンスキがセーブしCKへと逃れる。この右CKをマクアリスターが蹴ると、ゴール前でファン・ダイクが頭で合わせてリヴァプールが試合を振り出しに戻した。
そのわずか2分後、右サイドからのスローインをペナルティーエリア右で受けたマクアリスターがダイレクトでゴール前に入れると、ニアサイドのガクポが頭で合わせ、リヴァプールがあっさりと逆転に成功する。
逆転したリヴァプールは68分、ブラッドリーに代えてロバートソンを投入。ロバートソンが左に入り、ゴメスが右に移る。すると71分、相手のクリアボールをロバートソンが奪い、エリア内左で受けたL・ディアスが左足でネットを揺らしてリヴァプールが3-1と突き放した。
89分にマクアリスターとL・ディアスを下げてダンズとマコーネルを投入したリヴァプールは、直後にダンズのスルーパスに抜け出したガクポが決定機を得るも、ここはDFがブロック。しかしこのこぼれ球をエリオットが押し込み、4-1とリードを広げた。
アディショナルタイムの8分間でもルートンの反撃をきっちりと抑えたリヴァプールがホームで逆転勝ちを収め、リーグの連勝を「3」に伸ばした。
勝利したリヴァプールは週末、チェルシーとのカラバオカップ決勝を控えている。
■試合結果
リヴァプール 4-1 ルートン
■得点者
リヴァプール:ファン・ダイク(56分)、ガクポ(58分)、L・ディアス(71分)、エリオット(90分)
ルートン:オグベネ(12分)