machida soma(C)Getty Images

首位・町田、1点が遠く残留争い中の湘南にホームで敗戦…3試合勝利から遠ざかる

明治安田J1リーグは11日に第26節が行われ、FC町田ゼルビアと湘南ベルマーレが対戦した。

直近のリーグ戦8試合で4勝3分け1敗と好調を維持し、勝ち点50で首位を走る町田。J1初昇格で初優勝を狙う中で、17位と残留争い真っ只中の湘南をホームに迎えた。新加入の相馬勇紀をはじめ、パリ・オリンピックから帰ってきた藤尾翔太や主将・昌子源らが先発に名を連ねている。

5分以内に両チームともにシュートを放つ積極的な入りを見せる中、徐々にホームの町田が圧力を強めていく。11分には左サイドに抜け出した相馬勇紀がカットインからバー直撃のシュートを放つなど、相手ボックス付近でチャンスを増やす。17分にも相馬勇紀から藤尾翔太が決定機を迎えた(判定はオフサイド)。一方の湘南は、19分にルキアンのヘッドが枠をとらえたものの、GKのファインセーブに阻まれている。

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その後は両チームともにボックス近辺まで侵入するものの、決定的なチャンスにまではつながらない。それでも35分、町田がネットを揺らす。左サイドのスペースを突いた相馬勇紀がゴール前にクロスを上げると、飛び込んだオ・セフンが押し込んでいる。しかし、VARオンリーレビューの結果、相馬勇紀がオフサイドだったとしてゴールは無効となった。前半はスコアレスで折り返す。

後半に入ると、開始早々に湘南が先制に成功する。田中聡がボックス内に狙いすました縦パスを差し込むと、受けた池田昌生が反転から冷静に流し込んだ。アウェイチームが良い時間にリード奪う。

失点した町田は、その後も湘南の攻勢に苦しむ時間が続いたが、60分前後から再び相手ボックス内まで侵入するシーンを増やしていく。しかし、なかなかシュートまで持ち込めずに湘南の守備を崩せない。ゴールが欲しい町田は74分、オ・セフンに代えてデュークを投入した。

町田は終盤まで敵陣に押し込んでゴールを目指したものの、89分にデュークがネットを揺らしたシーンは直前にボールがラインの外に出ていたとしてノーゴール。最後までゴールを奪えず、湘南に0-1で敗れた。

この結果、3試合勝利なし(1分け2敗)となった町田は勝ち点50のまま。5試合負けなし(4勝1分け)として好調の湘南は、勝ち点を29まで伸ばしている。

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