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14日のラ・リーガ第17節、マジョルカは本拠地ソン・モッシュでのジローナ戦を2-1で制した。日本代表FW浅野拓磨は負傷から復帰したセルタ戦に続いてベンチスタートとなり、今回は出場機会がなかった。
バルセロナに1-5、セルタに0-2と連敗を喫し、このジローナ戦で勝利を取り戻したいマジョルカ。アラサテ監督はセルタ戦終盤に11試合ぶりに出場させた浅野を再びベンチスタートとして、ラリン&ムリキを2トップに配する4-4-2を使用している。
前半、マジョルカは7分と早い時間帯にジローナの先制点を許してしまう。ミゲル・グティエレスのクロスをヴァルイェントがクリアし損ねると、ルーズボールからファン・デ・ベークにシュートを決められた。
ビハインドを負ったマジョルカだったが、20分に仕掛けた速攻から同点に追いつく、ラリンが右サイドを走るムリキにボールを預けてペナルティーエリア内に入り込むと、グラウンダーのクロスに滑り込みながら合わせてネットを揺らしている。
スコアをタイに戻したマジョルカだったものの、32分にはムリキがブライアン・ヒルの足を踏みつけたとして一発退場に……。数的不利に落ちると、ジローナのボール保持を許して攻め込まれながら前半を終えている。
迎えた後半、次にスコアを動かしたのは、流れに反してマジョルカだった。ジローナの後衛のパス回しがチグハグとなり、フアンペのGKガッサニーガに対するパスが大きくずれると、まるで予測していたかのように全力で走り込んできたラリンが、ボールを枠内に押し込んでいる。カナダ人FWはこれが今季ラ・リーガ4得点目。
その後は11人のジローナが10人のマジョルカを一方的に攻め込む展開に。アラサテ監督はより守備を厚くすることを主眼に置いて、73分にダルデル&モルラネスをロベルト・ナバーロ&ダニ・ロドリゲス、84分にラリン&アントニオ・サンチェスをアブドン&ファン・デル・ヘイデンに代えている。
マジョルカはジローナに攻められ、攻められ、攻められ続けるが、ソン・モッシュの声援を受けながら懸命に守り、守り、守り続けて何とか1点リードのまま試合終了のホイッスルを迎えた。浅野はマジョルカが11人のままならば出場機会があっただろうが、アラサテ監督は展開的に入れるべきでないと考えたのだろう。
3試合ぶり勝利のマジョルカは、勝ち点を27として暫定ながら5位につけている。