マジョルカMF久保建英は、チームに勝ち点3をもたらした自身の決勝点について語った。
4日に行われたラ・リーガ第16節で、マジョルカは敵地でアトレティコ・マドリーと対戦。68分に先制点を許したマジョルカは、1点を追う74分にアントニオ・サンチェスに代えて久保を投入。すると80分にフランコ・ルッソのゴールで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムに日本代表MFがドラマを起こす。自陣からロングカウンターを発動すると、ハーフエーライン付近から久保が独走。名手ヤン・オブラクから決勝点を奪い、マジョルカに2-1での逆転勝利をもたらしている。
劇的な今季初ゴールで、前年度王者撃破の立役者となった久保。試合後にスペイン『モビスタール』で「試合前、監督の素晴らしいスピーチがあり、僕たちに火を付けました」と話し、試合を振り返りつつ決勝点の場面に言及した。
「前半はとても均衡していて、後半になると彼らに押されましたね。厳しい試合になることは分かっていました。アトレティコは1-0にした後、逆転されたことがほとんどないチームです。僕たちは少しだけ運に恵まれましたけど、最後までトライした結果、上手くいったということですね」
「決勝弾を決める絵は思い描いていました。ただ、映像を見れば分かりますけど、(オブラクが守る)ゴール前で僕はナーバスになっていました。ボールタッチも短くなってしまいました」
また、保有元レアル・マドリーの宿敵撃破で、首位を走る同チームをサポートした形になったことについては「僕は100%マジョルカのために尽くしています。もしマドリーを助けられるなら、それも歓迎します。ただ、僕が所属しているのはマジョルカなんです」とマジョルカのための勝利であることを強調している。