マンチェスター・シティのギャレス・テイラー監督は、長谷川唯がリーグのプレイヤー・オブ・ザ・イヤーの候補から外れたことについて語った。
昨夏にウェストハムからマンチェスター・Cに加入した長谷川。バルセロナに移籍したキーラ・ウォルシュら主力が大量に抜けたチームの中ですぐさま重要な存在になると、現地メディアでも特集を組まれるなど大きな称賛を浴びている。FA女子スーパーリーグの最優秀選手賞へのノミネートも期待されていたが、先日発表された候補者には名前がなかった。
そんな長谷川について、テイラー監督は26日の会見で言及。最優秀選手賞の候補から外れたことに触れつつ、信頼を強調している。
「これはそれぞれの意見によるもの。彼女は素晴らしいよ。私が指導した中で最高の選手の1人だ。クオリティも高く、彼女のような選手と働くと真のクオリティやレベルに気づかされるね。最高のシーズンを送っているよ。しかし結局のところ、これはそれぞれの意見で決まるものだ」
「私たちはユイを評価しているし、彼女も立ち位置を理解している。最高のプレーを見せてきたし、それは非常に重要なものだった。献身性にも溢れている。移籍当初は英語のボキャブラリーも限られていたが、すごく頑張っていた。周り選手たちもとても協力的だった」
マンチェスター・Cは今季トップ3フィニッシュが非常に厳しい状況となっており、来季の女子チャンピオンズリーグ出場権を逃すことが決定的に。テイラー監督は来季に向け、長谷川を中心にチームの再建を進めたいと主張した。
「私たちには異なる特徴の選手がいるが、中盤にユイのような特徴を持つ3選手を起用すれば再びタイトルを目指すこともおそらく可能だ。彼女は攻撃的なポジションでプレーできるし、それが期待されて加入した。そして、守備的MFではプレーしていなかったことも考慮しないと。トップクラスのプレーを見せているよ」