bastian schweinsteigerGetty Images

シュバインシュタイガー氏、モウリーニョからの“冷遇”を回想「誕生日にU-16行きを言われ…」

元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガー氏は、マンチェスター・ユナイテッド時代を振り返った。

8度のブンデスリーガ優勝やチャンピオンズリーグ制覇、ワールドカップ優勝など、バイエルン・ミュンヘンやドイツ代表で輝かしい実績を残したシュバインシュタイガー氏。2015年夏にはユース時代から在籍したバイエルンを離れてマンチェスター・Uに加入し、国外での新しい挑戦を開始した。

ルイ・ファン・ハール監督の下で迎えた1年目は公式戦30試合以上でプレーしたシュバインシュタイガー氏だが、2年目はジョゼ・モウリーニョ監督の下で苦しい立場に。ユースチームでの練習を余儀なくされるなどトップチームの試合にほとんど出場することなく、2017年3月に退団してアメリカのシカゴ・ファイアーに渡っていた。

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2019年秋に現役から退き、現在は主に解説者として活動するシュバインシュタイガー氏だが、YouTubeチャンネル『The Overlap』の中でマンチェスター・U時代を回想。モウリーニョ監督から冷遇されたことについて「ユナイテッドは僕の心の第2のクラブだったし、本当に悲しかったよ」と語り、当時を振り返った。

「僕はいつでもすべてを出し切っていたし、本当に悲しかったんだ。でも、メディアに助けを求めるようなことはしない。僕にとってフットボールに集中すること、僕がやって来たように振舞うことが何よりも大切なことだった」

「(EURO2016で合流が遅れ)到着した初日にズラタン・イブラヒモヴィッチと練習できて、『最高だ』と感じていたよ。そして僕の誕生日だったその翌日にキャリントンのトーレニング施設を歩いていると、(フットボールディレクターの)ジョン・ムーターがいて、監督からの指示でドレッシングルームに入ることは認められないと言われたんだ」

「彼にスパイクやトレーニング用具を取ってきてもらうように頼まなくちゃいけなかったよ。『僕は誰とトレーニングするの?』と聞いたら『U-16チームだ』と言われたんだ」

その後マンチェスター・U退団を決断したシュバインシュタイガー氏は、その時のモウリーニョ監督とのやり取りを明かし「退団できるかどうかを聞いたら、彼から当初の僕への扱いに対しての謝罪があった。彼は再び僕を苦しめることができなかったから退団を認めざるを得なかった」と振り返っていた。

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