元イタリア代表のクラウディオ・マルキージオ氏が、EURO2020や古巣ユヴェントスについて、『Goal』のインタビューで語ってくれた。
1年延期となったEURO2020の開幕が6月11日に控える中、元イタリア代表のマルキージオ氏が大会について見解を示した。ロベルト・マンチーニ率いるイタリアについても自身の考えを明かした。
「EUROにいわゆる優勝候補はいないと思う。過去の15大会を振り返ってみると、実に10カ国が優勝しているんだ。その中にはソビエト連邦やチェコスロヴァキア、ギリシャ、デンマークといった国も含まれる。だからこそ、チームの基盤がしっかりしていることだけでなく、大会でプレッシャーが高まったときに躍動できる偉大なプレーヤーも必要になるんだ」
「イタリアには、そんな偉大な選手たちが一定程度いると思う。若くても、才能と経験があり、責任感をもってプレーできるような成熟したメンバーが集まっているんだ。チームは楽しみながらゴールを決めることができる。イタリアサッカー史上、最も暗黒な時代を経て、ヨーロッパだけでなく、ワールドレベルにおいても、最強クラスの部類に復帰することができたと言ってよいだろう」
続いてマルキージオ氏は、セリエA10連覇を逃した古巣ユヴェントスについて言及。持論を展開した。
「永遠に優勝し続けることはできない。遅かれ早かれ連覇は途切れるものだった。今シーズンは残留争いを演じているチームとの対戦でポイントを取りこぼしてしまい、終盤のパフォーマンスがかなり無駄になってしまった。今シーズンを偉大な教訓とするべきだろう。おそらく何度も優勝を重ねているうちに結果が当たり前についてくるものと考えるようになってしまったのだろう。実際は当たり前の結果なんてないんだよ」
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