ミランはヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16でスラヴィア・プラハを下してベスト8進出を決め、ステファノ・ピオリ監督がイタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューで語った。
ホームでの第1戦において4-2と勝利を収めていたミランは14日、敵地で第2戦を迎えると、20分の相手の一発退場も功を奏し、3-1と快勝した。2試合合計7-3で準々決勝へ駒を進めたミランの指揮官が試合を振り返った。
「想定よりも簡単に? 第1戦と比較すると数的有利をうまくコントロールできた。11対11だったらより複雑になっていたことは確実だが、いずれにしても我々が狙うスペースは生まれていたはずだ。スラヴィアが11人だったらどうなっていたかは、私も興味があるが、この結果で良かった。スラヴィアは最高レベルの技術を持った選手がいなくても、組織として簡単に乗り越えられるようなチームではない」
さらにミラン指揮官は、1ゴール1アシストをマークしたFWラファエウ・レオンや、21分に負傷交代したGKマイク・メニャンに言及した。
「レオンはこうでなくてはならない。これからは彼次第だ。経験、成熟度、パワー、テクニックと全てを兼ね備えている。常に今日のようなアプローチで試合に臨めるよう強いメンタルを維持して欲しい。メニャン? 不運だったが、深刻なものではない」
最後にミラン指揮官は、タイトル獲得のチャンスへ意欲を示したほか、ライバルクラブであるインテルのチャンピオンズリーグ(CL)敗退に驚きを示した。
「現在8チームにEL優勝のチャンスがある。我々もその中の1チームだ。ヨーロッパのビッグクラブとのギャップ? 財政面に関しては大きな違いがあるが、実力差は縮まったように思う。ただ、インテルのCL敗退はややサプライズだった」