降格圏の18位に後退したパルマについて、地元紙『パルマ・トゥデイ』が2日、特集を組み、次節のカリアリ戦が指揮官にとって正念場になるとの見解を示している。
昨シーズンにパルマをセリエB優勝へと導いたファビオ・ペッキアの下、3年ぶりのセリエAに臨んだパルマ。だがセリエA第23節では、残留争いのライバルであるレッチェに逆転負けを喫し、4勝8分11敗の成績で降格圏へ転落した。
そんな中、地元紙は「失望のパルマ…ペッキアはもう失敗できない。カリアリ遠征が決定的となるかもしれない」との見出しでパルマの苦境を伝えた。昨夏、即戦力の獲得を目指した昇格組のコモとは一線を画し、若き日本代表守護神GK鈴木彩艶らを獲得して若手路線を継続したパルマ。だが若手にとって落とし穴の多いセリエAでの戦いは厳しく、ホームでのレッチェ戦後、「5000万ユーロ(約80億円)を超えるメルカートでの投資は、耳をつんざくような非難の口笛に変わった」と地元紙は指摘している。
「夏の熱狂から冬の怒りに変わるまで23節が経過した」が、直近の9試合で「13位から18位へと大きく後退」し、特に新年に突入してからは5試合でわずか2ポイントの獲得と「2025年におけるインパクトは破壊的なものだった」と主張した。
■一部の幹部が監督に疑念?
マウロ・ペデルツォーリSD(スポーツディレクター)は、レッチェ戦後の記者会見において指揮官を擁護する立場を取ったが、地元紙は「彼(ペッキア)のベンチはかつてのように強固なものに見えない」と指摘。「ペッキアは船を港へ導くために、ミスの余地はそれほど残されていないことも知っているだろう」との見解を示した。
さらに「嵐は彼の冷静さまでも弱めた」と主張。「またしても直接対決で“勇気ある”フォーメーションで臨み、ピッチのカギとなるポジションを2005年生まれのアナス(ハジ・モハメド)に託したが、指揮官を報いる一手にならなかった」と述べ、前半限りでチュニジア人FWを下げるなど重要な一戦で疑問の残る采配があったことを指摘した。
その上で、「(残留争いの)ポイント差はわずかで、おそらく順位は比較的小さな問題に見える」とし、「次の直接対決から進路を変えるためには、ペッキアは一発で3ポイントを獲得し、一部の幹部が彼に抱く疑念を払しょくしなければならない」と強調した。そのためには「選手が監督を助け、監督が選手を助けなければならない」とエールを送っている。