日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマについて、パルマの地元紙『パルマ・トゥデイ』が25日、特集記事の中で注目した。
ファビオ・ペッキア率いる昇格組のパルマは、セリエA第13節で2位アタランタと対戦。1-3と敗れたが、パルマの地元紙は、このホームでの一戦を振り返り、「何が機能したか」を分析した。「パルマはアタランタに前半をプレゼントした後、後半に再出発した。威厳ある敗戦だった」と評価。「ペッキアは複雑な試合においても、うれしい収穫を得た」と述べ、鈴木とマッテオ・カンチェリエリの名前に言及しつつ、好材料に挙げた。
地元紙は「パルマはラ・デア(女神の意味でアタランタの愛称)をそこまで追い詰めることができた」と主張。「カンチェリエリに率いられ、スズキに支えられたパルマの若手部隊は、アタランタを何度か煩わせた」と、昨シーズンのヨーロッパリーグ覇者を相手に健闘したことを称えた。
「その数は、アントニオ・コンテのナポリよりも多かった」と続け、「首位のナポリは、ホームにおいて、(ジャン・ピエロ)ガスペリーニの選手たちが3点を挙げて散歩する様子を眺めた」ことと比較し、カンチェリエリのゴールで一矢報いたパルマを評価した。
一方、機能しなかった点については、「中盤の2人の守備では不十分だった」と指摘。「サイドの選手たちが、守備をサポートするために数歩下がることに関して怠慢だった」と説明した。それでも「パルマは30分間にわたってアタランタを追い詰めた。この後半から再出発し、カギを見つけなければならない」と締めくくっている。