European Super League protests ChelseaGetty Images

プレミアリーグ&当初参加で合意のビッグ6、改めて欧州スーパーリーグに反対…裁判所の判断受け、構想再燃も

プレミアリーグと各クラブは、欧州スーパーリーグに反対する立場を改めて強調した。

2021年にレアル・マドリーが主導する形で、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、アーセナル、チェルシー、トッテナムの“ビッグ6”を含む欧州の12のビッグクラブが参戦することで合意した欧州スーパーリーグ。しかし、欧州サッカー連盟(UEFA)や各国サッカー連盟、さらにはファンからの強い反発に遭い、当初参戦に合意していたクラブは次々と撤退して構想は瓦解していた。

そんな中21日、欧州司法裁判所が新たな大会の創設を阻止することはEU法に違反すると判断。これを受け、欧州スーパーリーグ創設への機運が再燃し、フットボール界の話題の中心となっている。

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これを受け、世界最高峰のリーグと評価されるプレミアリーグは声明の中で「“欧州スーパーリーグ”と呼ばれるものは承認されておらず、プレミアリーグはこのようなコンセプトに反対し続ける。サポーターがフットボールにとって必要不可欠な要素であり、彼らは再び分離した大会に反対する立場を明らかにした」と伝えた。

また、マンチェスター・Uは「UEFA大会に参加することに全力を尽くし続ける」と声明を出し、プレミアリーグ王者マンチェスター・Cとトッテナムも21日の段階で「欧州フットボールの価値に全力を注いでいる」と発表。チェルシーも「今日出された判断はチェルシーの立場を変えるものではない」と主張した。

22日にはアーセナルとリヴァプールも声明を発表。アーセナルは「欧州スーパーリーグに関する私たちの立場に変化はない」と声明の中で伝え、“ビッグ6”最後に立場を表明したリヴァプールは「昨日の欧州司法裁判所による決定は、欧州スーパーリーグ構想に対するリヴァプールの当初の立場を変えるものではない。私たちの関与はすでに打ち切られている」と発表した。

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