パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル=ケライフィ会長は、来シーズン以降のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を誓った。
クラブ史上初めてCL決勝の舞台まで辿り着いたPSGは23日、6度目の欧州制覇を目指すバイエルン・ミュンヘンと対戦。スコアレスが続く中、バイエルンのキングスレイ・コマンが59分に均衡を破ると、これが決勝点となり、PSGは0-1で敗れ、あと一歩のところで涙をのんだ。
悲願のビッグイヤーに手が届かなかったPSGのアル=ケライフィ会長は、試合後にフランス『RMC』で「この結果は悲しいが、今シーズンに成し遂げたこの美しいことを忘れるわけにはいかない。ファイナルで0-1で敗れはしたものの、2、3点を取るチャンスはあった。とてもタイトな試合だった」と振り返り、新シーズンでのリベンジを誓った。
「私は選手たちを誇りに思う。最高のシーズンを送り、最高のトーナメントを戦った。私たちはすべてを出し切ったが、これがフットボールだ。来シーズンに勝つために取り組むことになる。以前よりもさらに信じることができるようになった。私たちはチャンピオンズリーグで優勝できる」
「選手たちには顔を上げてほしい。彼らは大きな功績を残した。偉大なバイエルン相手に戦ったんだ。何も残らなかったわけではない。彼らは世界最高のチームの1つで、その相手に0-1で負けた。これがフットボールで、小さなことを改善しなければいけない。それに、バイエルンにとっては11度目のファイナルだったが、これは私たちにとって最初のファイナルだった」
「私たちは最高のシーズンを送り、ファイナルまで進み、4つのトロフィーを勝ち取った。もちろん、悲しいし、がっかりしているけど、ポジティブな結果だ。私たちは再びこの舞台に戻って来る。このために働き続けたい。ファイナルに辿り着くことは決して簡単ではない。このトロフィーを勝ち取るためにできることすべてをやりたい」