joan martinezGetty Images

“レアル・マドリーの未来”と称される16歳ジョアン・マルティネスが前十字靭帯断裂…CB補強しない方針のクラブに衝撃が走る

レアル・マドリーDFジョアン・マルティネス(16)が、10日の練習で前十字靭帯断裂の重傷を負った。

ジョアン・マルティネスはU-19レアル・マドリー所属のセンターバックだが、その才能と能力を買われて今夏トップチームの練習に参加すると、そのままアメリカツアーにも帯同。同ツアーではDFハコボ・マルティン(19)、DFラウール・マルティン(21)の年上CB2枚とともに良質なパフォーマンスを見せた。的確かつ大胆な守備のほかフィード能力に優れており、マドリーサポーター、ひいてはフットボールファンから一躍注目を集める存在になっている。

だが、そんなジョアン・マルティネスは10日の練習中、FWエンドリッキと衝突した場面でうまく足を支えることができず、前十字靭帯断裂の重傷に苦しんだ。スペイン『マルカ】によれば、レアル・マドリー内ではU-19、Bチーム、トップチームのほか、クラブ首脳陣の間でも大きな衝撃・動揺が走り、口々に「なんてことだ」と話したという。

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というのもジョアン・マルティネスはクラブ内で、ついに自家製の大器が生まれたのではと、大きな期待を寄せられているようだ。レアル・マドリーは今夏、DFレニー・ヨロの争奪戦でマンチェスター・ユナイテッドに敗れながらも、代わりとなるセンターバックの補強は行わない方針とされるが、ジョアン・マルティネスはトップチームの公式戦でも出場機会を手にし得る、その方針を後押しする存在だったという。

だが最も辛いはずのジョアン・マルティネスは、負傷後に「もっと強くなって戻ってくるよ」と、強い意思を感じさせるメッセージを発信。レアル・マドリーのトップチームの面々もこれに反応し、MFオーレリアン・チュアメニが「強くあり続けろ、クラック」、MFジュード・ベリンガムが「早い回復を願っているよクラック。僕たち全員が君と一緒にいる」、DFアントニオ・リュディガー「頑張れ、小さな兄弟よ」と励ましの言葉を送っている。

不幸中の幸いと言うべきか、ジョアン・マルティネスの怪我は前十字靭帯の断裂のみで、側副靭帯や半月板などに影響はみられないとのこと。レアル・マドリーの若き才能が早く、しかし確実に回復し、ピッチに戻ってくることを願いたいところだ。

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