MarceloGetty Images

レアル・マドリー退団のマルセロ「僕はこれからもプレーし続ける」「史上最高の左SBはR・カルロス」「ジダンとの関係はまずいことになっている(笑)」

レアル・マドリーは13日、DFマルセロの退団セレモニーを開いた。セレモニーの後、会見に出席したブラジル人DFは、今後も現役生活を続けることを明言している。

退団セレモニーで涙のスピーチを行なった後、報道陣を前に会見に臨んだマルセロ。涙で言葉を詰まらせていたセレモニーとは違い幾分かリラックスした調子で、今後のことについて次のように話している。

「僕はこれからもプレーし続ける。まだ、そうできると思っているんだ。今からマドリーでプレーし続けるとしても問題はないよ。自分のセンチメントはここにあるわけだし、それに僕はプロフェッショナルだからね」

以下に続く

その一方で、レアル・マドリーの左サイドバックの前任者である同胞ロベルト・カルロス氏と自身の比較を求められると、次のように返答している。

「マドリーのようなビッグクラブに加入すれば、いつだって名選手と出会うことになる。記者たちは僕がロベルト・カルロスの後継者としてここにやって来たというけど、でも僕はマルセロになりたかったんだ。自分にとって、ロベルトみたいな選手は存在しない。彼こそが史上最高の選手だよ」

「僕の名はマルセロと言う。自分の歴史をつくっている者だ」

マルセロはその一方で、自身が一番輝いたシーズンとして、出場機会が限られていた今季を挙げている。

「僕はここに残してくものは謙虚さ。自分が一体どこにいるのかを自覚する、ということだ。今、僕は家族と話すときに、自分はチャンピオンズを5回勝ち取ったと言うんだ。ああ、確かに最後の決勝はプレーしなかった。でも、自分が一番重要な存在に思えたのは、今季だったんだ」

「試合前にロドリゴと話し。それとフェデ・バルベルデとも話し合ったんだ。僕はそういう役割で、自分がとても重要な存在と感じられた。そうしたチーム内部のことこそ、僕がここに残していきたいものになるだろう。若手はマドリーという存在を理解できる。このクラブが思っているより、ずっと重要な存在だと理解することができるんだよ」

またマルセロは、今日という日がマドリー加入からの16年間で、最も幸せな日だとも語った。

「マドリーにいるようになって、今日が一番幸せな日だ。だって、自分が出ていくことで、一体何を残していけるのかに気づいた日なんだから。チームメートは僕を股抜きをするマルセロだと見ていない。そうじゃなくて、素晴らしい人間として見てくれているんだ」

「僕はいつだって笑ってきた。マドリーで幸せだった。誰だって人生の中で問題を抱えている。でも、いつだって笑っていなくてはいけないんだ」

過去にはジネディーヌ・ジダン氏との確執報道もあったマルセロ。その件について問われると、“らしい”冗談を飛ばしている。

「僕とジダンの関係だって? 彼と話はしていない。いや、本当難しくて……、色々と問題があってね(と発言した直後に爆笑)」

「僕は彼と楽しんだ。若いから父親とは言えないけど、兄さんみたいだった。彼とは良い関係にあるよ。とても近い関係で、友人だと思っている」

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