22日のラ・リーガ第18節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセビージャ戦を4-2で制した。1ゴール1アシストを決めたFWキリアン・エンバペは、自身とチーム全体のパフォーマンスに満足感を表している。
マドリーはこの試合の10分、エンバペの強烈なミドルシュートが決まり先制。20分にはMFフェデ・バルベルデもミドル砲を決めて加点し、34分にFWロドリゴ、53分にMFブラヒム・ディアスもネットを揺らして合計4ゴールで勝利した。
エンバペはブラヒムのゴールをアシストしたほか、試合を通して好パフォーマンスを披露。ドリブルほか、圧倒的加速力での走り込み、ポストプレーなど、様々なプレーでチームに貢献していた。
試合後、スペイン『レアル・マドリーTV』とのインタビューに応じたフランス代表FWは、次のような感想を述べている。
「僕たちは良いプレーを見せた。ここ最近、ずいぶん良くなっているね」
「セビージャとの対戦は難しかった。カタール遠征の後で少し疲れていたけど、それでも僕たちは前半から全力を出して、ゴールを重ねていった。マドリディスタたちは今日の試合に満足していたようだし、僕たち自身もそう感じているよ」
「今日のゴールについて? 君(記者)はバルデベバス練習場にもいるはずだ。試合の前日、ああいうシュートを練習しているのは知っているだろう⁉︎ 僕たちはまたも爆撃ようなシュートを決めた。フェデと一緒にね」
マドリーは5試合連続で3得点以上のゴールを記録。エンバペもその期間に4得点とチームに適応していることを感じさせる。
「チームメートのことをもっと分かるようになってきた。僕の入団からチームはいくつかのことを変化させた。だけど、この前監督が言っていたように、自分の適応期間はもう終わったんだ」
「調子は良いよ。ピッチで、チームメートとうまく連係を取れているのが分かるはずだ。僕たちはもっと良いプレーを見せている」
今日のゴールで今季得点数を14まで伸ばしているエンバペ。同選手はリヴァプール戦(0-2)に続いてPKを失敗したアスレティック・ビルバオ戦(1-2)が、自身にとってのターニングポイントであったと話している。
「今季もう14得点を記録しているって?……自分だったら、もっとできるはず。僕の両足には、現在示している以上のフットボールが宿っているはずなんだたださっきも言った通り、僕はここ数試合で良くなってきている。それはビルバオでの出来事のおかげだ。僕はあそこでどん底まで落ちたんだ。あのPKを失敗したことでね……」
「そこで気づいたんだよ。僕はこのユニフォームのために全力を尽くさなきゃいけない、意思の強さを持たなきゃいけないってね」
「2025年に望むこと? 選手としては2024年より素晴らしいことを成し遂げたい。今日のような試合をもっと繰り返したいし、もっと多くのタイトルを獲得したい。そして、楽しむことだ。レアル・マドリーでプレーすることを噛み締めたいね」