kuboGetty Images

GK以外スタメン全変更のソシエダ、アンデルレヒトに逆転負け…久保建英は後半頭から出場してチームを引っ張る

3日のヨーロッパリーグ・リーグフェーズ第2節、レアル・ソシエダは本拠地アノエタでのアンデルレヒト戦を1-2で落とした。MF久保建英はベンチスタートとなり、後半頭から出場している。

ベルギーの雄をホームに迎えたソシエダは、会心の勝利を収めた前節バレンシア戦(3-0)から、GKレミーロ以外の全スタメンを変更。中盤と前線にはMFブライス・メンデス、トゥリエンテス、パブロ・マリン、FWサディク、オスカールソンを並べた。

ソシエダは前半5分、幸先よく先制点を決めた。前線からプレスを仕掛けたサディクがボールを奪い、中央に送ったクロスをパブロ・マリンが押し込んでいる。

以下に続く

その後も主導権を握ったソシエダだったが、追加点を奪えずに徐々に失速。すると28分、スルーパスからDFラインを抜け出したルーカス・バスケスの同点弾を許し(直前にサディクに対するファウルがあったようにも見えたが)、39分にはサイドのFKの流れからレオーニに逆転弾を決められている。

アンデルレヒトのウルトラスが物を投げ入れたことで数分間の中断もあった前半は、1-2のまま終了。イマノル監督はハーフタイムに選手を交代し、パチェコ、サディク、オドリオソラを下げてアゲルド、バレネチェア、そして久保を投入している。

迎えた後半、いつも通り右ウィングを務めた久保は、“最たる違いを生み出せる選手”として躍動する。

日本代表MFはまず48分、スルーパスでオスカールソンにチャンスを供給するが、アイスランド代表FWが放ったシュートは惜しくも枠外へ。また49分、左サイドからのクロスをペナルティーエリア内中央のブライス・メンデスが肩でファーに送り、久保が難しい体勢からダイレクトでシュートを放ったが、これも枠を捉えられなかった。久保はさらに65分、ペナルティーエリア内右でパスを受けて一人をかわしてからグラウンダーのシュートを放つも、こちらはGKの正面に飛んでいる。

最後の詰めで精度を欠き続けるソシエダ。イマノル監督はセルヒオ・ゴメス、オヤルサバルもピッチに立たせて攻勢を強めようとするが、決め手を欠く状況は変わらず。83分にはペナルティーエリア内右にこぼれたボールから久保が右足でシュートを打つも、わずかに枠の上に外れている。

ソシエダはその後も、久保が右サイドから再三にわたって仕掛けるも、守備にプライオリティーを置いたアンデルレヒトからチャンスをつくることはできず。結局、ソシエダは1点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを迎え、第1節ニース戦(1-1)に続いて失望の結果を手にすることになった。

広告