17日のラ・リーガ開幕節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのラージョ・バジェカーノ戦を1-2で落とした。イマノル・アルグアシル監督は試合後、自チームのパフォーマンスが良質なものではなかったと振り返っている。
ソシエダは67分にデ・フルトス、84分にカメージョのゴールを許し、反撃は98分のスビメンディの一発だけにとどまった(MF久保建英は先発出場で、68分に交代)。イマノル監督は試合後、今季初戦に敗れた失望を隠せなかった。
「もちろん心配している。私たちが望んでいたようなゲームではなかったし、試合の入り方は好ましいものではなかった。フィジカル的に90分耐えられない選手たちもいたし、ファンを前にして良い試合を演じられなかったんだ」
「私たちは勝ちたかった。良いパフォーマンスを見せて、チャンスを生み出したかった。しかし、そうしたことはまったくできなかった」
DFロビン・ル・ノルマンがアトレティコ・マドリーに移籍し、MFミケル・メリーノもアーセナル移籍目前となっているソシエダ。主力流出の割に補強を満足に行えていないが、イマノル監督は危機感を覚えていないのだろうか。
「すべてのポジションを強化できるならば、それは素晴らしいさ。だが、そうできないならば、今いる選手たちでやっていくしかない」
「今はナーバスになる時期ではない。前にも言ったことをもう一度繰り返させてもらう。私たちは、まだ100%ではないんだ。全員で練習した期間はわずか4日しかない。今日、もう勝ち点3が飛んでいったとはいえ、私たちは少し時間を使うせてもらう。早くスイッチを入れなければならない」
イマノル監督はクラブに対して、良質なストライカーの獲得を求め続けているとされる。
「大切なのは良い選手たちが加わることだ。それが9番の選手ならば素晴らしい。しかし獲得する選手たちは良質かつチームに貢献できないと、今いる選手たちよりも優れていないといけないんだ。そうではなくては、今いる選手たちで努力をしていった方がいい」
「もう次の試合に目を向けよう。市場が閉まったときにこそ、どんなメンバーで今季に立ち向かえるかを知るときとなる」
ソシエダの次戦は、24日に行われるラ・リーガ第2節、アウェーでのエスパニョール戦だ。