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ソシエダがマッカビを2-1で下して今季EL初勝利!久保建英は左サイドで窮屈そうにプレーも…2点目の起点となる

24日のヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第3節、レアル・ソシエダ(スペイン)はマッカビ・テルアビブ(イスラエル)との試合を2-1で制した。MF久保建英は先発出場を果たし、75分に交代している。

イスラエス・ガザ紛争の影響でマッカビがホームスタジアムを使えず、セルビアのベオグラードで行われる一戦。ELのここまでの2試合を1分け1敗で終えているソシエダは、初勝利を飾りたいところだ。

イマノル監督はフィジカルに問題を抱えた守護神レミーロの代わりにマレオにゴールを守らせ、また中盤に右からトゥリエンテス、スビメンディ、ブライス、前線にオヤルサバル、サディク、久保を起用している。

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ソシエダは序盤からボールを保持してマッカビ陣地で試合を進める。久保は今回、右ウィングをオヤルサバルが務めていることで左ウィングに回ったが、やはり内に切れ込める右と比べて少しやりづらそうだった。12分には相手DFをつかんで倒したことで、イエローカードを提示されている。

ソシエダは19分に先制点を記録。ブライスの右CKからホン・パチェコがヘディングシュートでネットを揺らしている。

スコアが動いた後もソシエダの攻勢は続いたが、追加点を奪えない。久保は時折オヤルサバルとポジションを変えて右でもプレー。44分には左サイドを突破して、角度のないところからシュートを放ったが、これは相手GKに弾かれている。前半はソシエダの1-0リードで終了した。

後半、イマノル監督は59分に選手交代を敢行。トゥリエンテス、オヤルサバルを下げてセルヒオ・ゴメス、ベッカーを入れた(ベッカーが右ウィングを務め、久保は継続して左でプレー)。ソシエダはその直後、CKからサディクがゴールを決めたものの、これはオフサイドポジションのアゲルドがプレーに関与していたとの判定で、スコアに反映されなかった。

しかしソシエダは、すぐさま失われた2-0のスコアを取り戻した。64分に迎えた速攻の場面、自陣右サイドの久保が内に切れ込みながらハーフウェーライン付近までボールを持ち運び、マッカビの2選手に囲まれてファウルで倒される。だが主審がアドバンテージを取ると、前にこぼれたボールをサディクが拾って右サイドのベッカーに渡し、ベッカーのグラウンダーのクロスをセルヒオ・ゴメスが左足で押し込んだ。

リードを広げたソシエダは69分、久保が左サイドから内に切れ込み、右足のグラウンダーのシュートを放ったものの、これは枠の左に外れた。イマノル監督は75分に再び選手交代に動き、久保とアランブルをバレネチェアとエルストンドに代えている。久保は2点目の起点になるなど、要所要所でそのクオリティーを発揮。だが右サイドから利き足の左足でもって内に切れ込むプレーを得意としているだけに、そのプレーを封印される左サイドでは、窮屈さを感じているような印象も否めなかった。

ソシエダは81分、トゥゲルマンのゴールを許してマッカビに1点差に詰め寄られたものの、投入されたばかりのオラサガスティがダビダの2枚目のイエローカードを誘発。数的優位に立ち、1点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、今季EL3戦目にして初勝利を飾っている。

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