スタッド・ランスのルカ・エルスネル監督は、プレスカンファレンスで伊東純也について問われ、同選手を高く評価した。
2022年夏にヘンクからスタッド・ランスに加入した伊東。移籍以降、右ウィングのポジションでチームの主力としてプレーする同選手は、今シーズンもリーグ・アン13試合ですべてに先発出場して、3ゴール4アシストを記録してチームの攻撃陣を牽引している。
スタッド・ランスが8日に敵地でのストラスブール戦を控える中、エルスネル監督はこの一戦を前にしたプレスカンファレンスで伊東について問われ「彼は常にクリエイティブ面で信頼でき、ボールを保持した場面で本物のクオリティを持つ予測不可能な選手だ」と話し、同選手への評価を続けた。
「特に最高のコンディションの時に継続して攻撃面での判断を委ねることのできる選手だ。アウトサイドでプレーでき、インサイドでもプレーでき、フィニッシュをする能力もある。そして、間違いなく素晴らしいクロスを上げることのできる選手だ」
「経験もあり、勝負できるエリアを見つけるために動き回る方法も知っている。彼は常にトレーニングをして、常に起用可能なレギュラーだ。彼が常に150%の力を発揮できるための姿勢でいれば、彼はプレーできるクラブを選ぶことができる選手だとしばしば彼に伝えている。彼はとても才能のある選手で、スカッドの中でとても価値のある選手だ」
「彼は彼自身のことを理解していて、彼自身やパフォーマンを上手く管理している。それに、代表チームにも戻れたから、彼にとってポジティブな時期だと思う。彼はハイレベルな選手であり、多くの高い基準を持っている。彼のプレーを通してチャンスを作ることができるから、我々はできる限り彼にボールを与えようとしている」
「試合の中でしばらくの間彼のプレーを見ることができない場面があると感じるかもしれないが、彼は重要な局面で均衡を破るために適切なパスを出したり、適切な動きを見せたりすることができる。彼はハイレベルな選手に属するから、これが多くのコーチが頻繁に彼を最後までピッチ上に残している理由だと思う。15分や20分間彼の姿を見ることができなくても、彼の動きによって試合に再び入り込み、決定的になれるだけの能力がある」
「彼がファクターになれる攻撃的な状況の35%程度を担わなければならない選手の1人だと思うし、我々にとって重要な選手だ。それに、我々には中央でプレーする選手に負傷者が出ていて、解決策が少ないから、彼がスランプだったり、疲れていても必ずしも彼を助けることができるわけではない。しかし、シーズンの最後に振り返ったとき、彼はスタッツを残し、我々の攻撃面に多く貢献した選手でいるはずだ」
また、エルスネル監督は伊東にフィニッシュ面での改善を求めた。
「改善すべきための箇所があるとすれば、適切なタイミングでボールをネットに入れることだ。彼にはゴールを決めるクオリティがあり、ファーポストでもニアポストでも頻繁にペナルティエリアに入ることであり、我々は継続して彼自身をそのような場面で活かせるように彼をプッシュしている。これこそ彼がシーズンでさらに3ゴールや4ゴールを決めるために必要なことであり、より重要な選手になれると思う」