劇的決勝弾を決めたフライブルクMF堂安律に対し、称賛の声が上がっている。
今夏の移籍市場でフライブルクに加入した堂安。プレシーズンでのアピールに成功すると、7月31日に行われたDFBポカール1回戦のカイザースラウテルン戦に右サイドで先発出場。新天地での公式戦デビューを飾った。
試合は前半にハーフウェーラインからシュートを叩き込まれ、フライブルクが追いかける展開に。その後もなかなかチャンスを活かせなかったが、82分にサライが同点弾を奪い、延長戦へ持ち込む。そして111分、ゴール手前で得たFKを堂安が直接沈め、これが決勝点に。昨季ファイナリストは、2-1の逆転で2回戦進出を決めた。
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先発した堂安は、ファーストタッチで3枚を剥がしてイエローカードを誘発すると、チームが猛攻を仕掛ける後半途中から攻撃面で大きな存在感を放った。そして111分には、見事なFKを突き刺している。この日本代表MFにパフォーマンスに対し、『SWR』は「フライブルクは延長戦の後半に窮地を脱した。堂安律の魔法の左足が現れたからだ」と賛辞を送った。
「ボールは静止し、堂安律は集中力を高める。短いスタートから、ゴール右手前からこの日本人が蹴ったボールはディフェンスを越え、手を伸ばしたGKをかすめてネットに吸い込まれた。これが決勝点だ」
「PSVから獲得したこの日本人の存在により、フライブルクはセットプレーの攻撃で明確な新たな選択肢を手に入れた」
見事な新天地デビューを飾った堂安。8月6日に控えるアウクスブルクとのブンデスリーガ開幕戦でも、大きな期待がかかっている。