ブンデスリーガは17日に第26節が行われ、フライブルクとレヴァークーゼンが対戦した。
直近のヨーロッパリーグ(EL)でウェストハムに0-5と大敗を喫して敗退が決まったフライブルク。引きずらないためにも勝利を取り戻したい強豪との一戦で、堂安律は右サイドでスタメンに入った。一方で首位を快走するレヴァークーゼンだが、前日にバイエルンが勝利したために暫定で7ポイント差に詰め寄られている状況。再び二桁リードに戻したい一戦で、EL準々決勝進出のヒーローとなったシックがスタメンに入った。
試合はいきなり動く。2分、ヴィルツがボックス内で2人をかわしてシュートを放ち、見事なゴールを叩き込む。絶好調のレヴァークーゼンが早々にリードを奪った。
しかし、フライブルクもすぐさま反撃。ネットを揺らしたのは堂安律だった。10分、右サイドからワンツーでボックス内へ侵入、得意の左足でニアサイドに突き刺した。日本代表MFの今季ブンデスリーガ3ゴール目で、試合は振り出しに戻っている。
その後はレヴァークーゼンがボールを握る中、両チームともにチャンスを作るなどややオープンな展開に。すると40分、再びレヴァークーゼンが前に出る。左で仕掛けたヴィルツがボックス内へパスを送ると、飛び出したGKが弾いたボールを最後はフロジェクが押し込んでいる。首位チームが1点リードで前半を折り返す。
後半に入ると、レヴァークーゼンが3点目。53分、フリンポンのクロスにシックが見事なタッチで合わせ、ループ気味のシュートでネットを揺らしている。しかしフライブルクも79分、カイテルがネットを揺らして再び1点差に詰め寄った。
終盤に入っても緊迫した攻防が続いたが、レヴァークーゼンが逃げ切りに成功。3-2で接戦を制している。この結果、レヴァークーゼンは今季公式戦の無敗記録を「38」まで伸ばし、再び2位バイエルンに10ポイント差をつけた。一方のフライブルクは、これで公式戦連敗となっている。