ローマが、日本企業とのパートナーシップ契約を結んだようだ。
現地時間17日、ローマは「国際的に有名な自動車ブランドであるトヨタグループが、クラブの新たなメイングローバルパートナーとなる」と発表した。
この契約により、ローマの男女全チームのトレーニングウェアに"TOYOTA"のロゴが入ることになるという。
ローマの最高経営責任者であるピエトロ・ベラルディ氏は、「トヨタをジャロロッシの世界に迎え入れることができ、大変うれしく思う」と話し、以下のように続けた。
「スポーツとサステナビリティに関連する価値観や原則だけでなく、我々のブランドに信頼を寄せてくれる人々に常に最高のものを提供するという決意を共有するパートナーとともに、ピッチ内外で今後の課題に立ち向かうための出会いだ」
また、ローマとトヨタは、練習場だけでなく、首都の街中でもつながっていると紹介。ローマの新しいモビリティ・サービス・プロバイダーであるKINTOブランドにより、クラブにトヨタとレクサスブランドの電気自動車を提供し、モビリティ・サービス全般を提供すると伝えた。
トヨタは今シーズンから、ローマに対し、より持続可能で環境に配慮し、モビリティの進化に対応した商品・サービスを提供していく模様だ。
トヨタ自動車イタリアのルイジ・クサウェリ・ルカCEOは、「今年からASローマを支援することは、トヨタのスポーツ界へのコミットメントと、持続可能なモビリティを志向する企業とのコラボレーションをさらに示すものだ。これは、スポーツを、持続可能で安全かつ包括的な社会を実現するための原則と価値の好循環ベクトルと見なす、私たちの活動計画の一部であるパートナーシップになる」
「ASローマに当社の電動車両とモビリティサービスを提供できることは、当社にとって大きな特権だ。このパートナーシップは、当社の持続可能性と環境尊重の原則をさらに広めることに貢献すると確信しています」と述べた。
トヨタグループは、ローマのサステイナビリティの考え方に沿って、KINTOブランドの商品・サービスを活用し、レンタカーからカーシェアリング、カープール、日常の移動計画(公共交通、電車、マイクロモビリティ、駐車場)に役立つマルチモーダルモビリティ統合アプリ「Kinto Go」など、ユーザーのニーズに応じた革新的なソリューションを提案し、ローマにモビリティを提供していくとのこと。
トヨタファイナンシャルサービスCEO兼KINTOイタリア会長兼CEOのマウロ・カルッチオ氏も、以下のような声明を発表した。
「ASローマのような名門クラブと持続可能なモビリティのゲームをすることは、KINTOがスポーツの世界とうまく連携していることを証明している」
「サッカー場の外でも、地域社会に貢献する価値ある取り組みで重要なチャレンジができることをすでに実証済みのクラブとのパートナーシップを開始できることを嬉しく思う」
「KINTOのコミットメントは、シンプルで包括的、かつ持続可能なモビリティソリューションの豊富なラインナップを通じて、すべての人に最も広い移動の自由を保証することだ」