スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が偉業を達成した。
EURO2024では14日に決勝が行われ、スペイン代表とイングランド代表が対戦。試合はスペインが2-1で勝利した。
スコアレスで迎えた後半開始早々、17歳の誕生日を迎えたばかりのヤマルのアシストからニコ・ウィリアムズが決めてスペインが先行。それでも73分に途中出場のコール・パーマーが低弾道のミドルシュートを突き刺し、イングランドが試合を振り出しに戻した。
そのまま延長戦に突入かと思われた86分、左サイドからのマルク・ククレジャのグラウンダークロスをミケル・オヤルサバルが押し込む。このゴールを決勝点としたスペインが、2012年以来史上4度目の欧州王者に輝いている。
2022年カタール・ワールドカップ終了後に指揮官に就任したデ・ラ・フエンテ監督。2021年には東京オリンピックのスペイン代表監督として日本代表に立ちはだかった同指揮官は、A代表に就任して約半年で欧州の頂点に導いた。
『Mundo Deportivo』はデ・ラ・フエンテ監督の圧巻の数字を紹介。2015年のU-19EUROに2019年のU-21EURO、そして今回と、3世代でEUROを制した初の監督に。そして、ネーションズリーグの優勝も含めると4冠を成し遂げている。
今回のスペイン代表メンバーでもロドリを筆頭にダニ・オルモやファビアン・ルイスなど、デ・ラ・フエンテ監督が年代別の代表で指導した選手たちが中心に。長年の積み上げが実を結ぶ形となった。