Takumu Kawamura Hiroshima 2024(C)Getty Images

4年契約締結の川村拓夢にザルツブルクのSDが期待「彼はまだ自国でプレーしていた数少ない日本のA代表メンバー」

サンフレッチェ広島のMF川村拓夢は24日、オーストリア1部レッドブル・ザルツブルクへの完全移籍が決定した。新クラブと4年契約を締結している。

ザルツブルクは公式ウェブサイト上の発表で、24歳の川村の広島でのパフォーマンスや日本代表にも選ばれていることなどを紹介。また、三都主アレサンドロ氏や宮本恒靖氏、南野拓実(現モナコ)や奥川雅也(現アウクスルブルク)に続く5人目の日本人選手として歓迎した。

また、ザルツブルクでの背番号が「16」に決まった同選手のコメントも掲載。「初めてFCレッドブル・ザルツブルクからの関心について知ったとき、すぐに南野拓実くんに連絡を取り、色々聞きました。彼はクラブやザルツブルクでの生活について、良いことしか語りませんでした」と明かすと、「ここでの目標は簡単に言えば、できるだけ多くの試合に勝ち、できるだけ多くのタイトルを獲得することです。そのために全力を尽くし、貢献していきたいと思います」と意気込みを口にしている。

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ベルンハルト・セオンブフナーSD(スポーツディレクター)は「これまで日本からの選手と一緒に仕事をすることで、我々はとても良い経験をしてきた。そして、タクム・カワムラともそうなると確信している」とコメント。「彼は先日までまだ自国でプレーしていた数少ない日本のA代表メンバーの1人となる。24歳で、すでに少なくない経験を積んできている。さらにポジティブなのは、MFでフレキシブルな起用が可能であること、どちらかと言えば守備的なマインドを持ちながら日本で結構ゴールも脅かしていたことだ」と、期待を込めながらその特徴に触れた。

なお、ザルツブルクは今季2位フィニッシュとなったことで連覇が10シーズンでストップ。新シーズンは長年リヴァプールでアシスタントを務めたオランダ人のペップ・リンダース監督の下で再出発を図る。

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